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リリイ・シュシュのすべて
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リリイ・シュシュのすべて

岩井俊二(著者)

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リリイ・シュシュのすべて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ロックウェルアイズ/角川書店
発売年月日 2001/08/31
JAN 9784048733311

リリイ・シュシュのすべて

¥220

商品レビュー

3.9

37件のお客様レビュー

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2024/09/07

映画原作。好きな映画だが、これを基に映画が作られたとは知らなかった。 この頃からネットの、バーチャルの世界は既に誹謗中傷と匿名性の毒に犯されていた。奥付を見てため息が出た。2001年8月31日。23年前である。あの頃から今は何も変わっていないのだ。BBSからSNSに移行して余計酷...

映画原作。好きな映画だが、これを基に映画が作られたとは知らなかった。 この頃からネットの、バーチャルの世界は既に誹謗中傷と匿名性の毒に犯されていた。奥付を見てため息が出た。2001年8月31日。23年前である。あの頃から今は何も変わっていないのだ。BBSからSNSに移行して余計酷くなったのかもしれない。 ネットという暗闇の中に吐き出される少年たちの闇が、リリイという偶像への熱狂的で凶暴、それでいて独特な熱が紙面から溢れ出してきそうだ。当時より今こそ刺さるものがある。恐るべき作品だ。

Posted by ブクログ

2020/05/27

最初に映画を観たときの、あの感情が今でも忘れられない。 胸の中に閉まっていたものをこじ開けられたような感覚。まさしく『共鳴』。14歳の感情をここまで表現できるのかと驚いた。 そんな映画版に感化され、すっかりリリイシュシュの虜となった私は小説を読むに至ったのである。 小説版と映画...

最初に映画を観たときの、あの感情が今でも忘れられない。 胸の中に閉まっていたものをこじ開けられたような感覚。まさしく『共鳴』。14歳の感情をここまで表現できるのかと驚いた。 そんな映画版に感化され、すっかりリリイシュシュの虜となった私は小説を読むに至ったのである。 小説版と映画では異なる箇所が何点かある。優越をつけるつもりはないけれども、やはり最初に見た映画のインパクトが忘れられない。しかし、小説版では映画で足りなかった説明や場面を知ることができた。 田舎の閉鎖空間で、自分の周りだけが世界なのだと感じてしまうあの焦燥感。思春期ならではの感情。自分の世界の中心、リリイシュシュ。 リリイシュシュの楽曲は不思議な魅力に包まれている。私もその魅力に魅了され、ずっと聴いてる。 Salyuさんがリリイシュシュとなっているのだが、Salyu≠リリイシュシュである。リリイはリリイなのだ。 映画が公開されてから10年後にSalyuがリリイ名義で「エテール」という曲を公開した。そこにリリイはいなかった。私の知ってるリリイは死んでしまった。 『リリイシュシュのすべて』の世界から戻って来れなくなった人は多いと思う。もう少し歳を取ればこの焦燥感から脱却できるのだろうか。今はまだこの世界観に浸かっていたい。

Posted by ブクログ

2015/10/27

夢中で、夢中で読んだ一冊 読み終わってから、何か心に空いたものの存在に気付かされた。 ー カタカタ カタカタ ー そんな音と共に、私も登場人物の一人として言葉を打ち込んでいる気がした

Posted by ブクログ

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