隣人

永井するみ(著者)

• 内容紹介: 内容:隣人. 伴走者. 風の墓. 洗足の家. 至福の時. 雪模様
• 販売会社／発売会社: 双葉社/
• 発売年月日: 2001/07/25
• JAN: 9784575234206

商品レビュー

2022/10/27

女性の怖さがジワジワと心の中に沁みこんでくる短編集。
女性って本当にしたたかだ、と思いながらも
女性って何て軽率なのか、とも思う。

人にオススメはしませんし、読み返すこともありませんが面白かったです。

2015/06/06

サスペンスタッチの短編集。

前半の4つの話は、世にも不思議な物語な感じの、ちょっと嫌な後味を残す話でした。

母の自殺の原因が、自分の考えていた不倫相手のせいでなかったという事実を知ることになるモデルの恭平【至福の時】、
不倫愛相手を妹に取られ、その二人の間に生まれた姪っ子とを連れて、旅に出る姉紀和【雪模様】。後半のこの二つの話は、自分好み。綺麗にまとまっていて、面白かったです。

2009/04/10

短編集　小説推理新人賞を取った作品だそうで、ちょっと期待してみましたがあまり好みの作品ではなかった。「隣人」と「洗足の家」は根本が一緒。一見いい人を装って平気で悪い事する。そういう人にものすごく嫌悪感を感じるので、後味の悪さだけが残りました。「風の墓」にいたっては相手の女性の心理的描写がほとんどない為に最後の行動の意味が全くわからなかった。「伴走者」ラストのオチがチープ。「雪模様」ラストのせいでそこまでの話がなんだか意味のないもののようになってしまった感じが・・。でもまだまだ読みます！永井するみさん。文体はやっぱり好き！