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アリストテレス入門 ちくま新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2001/07/21 |
| JAN | 9784480059017 |

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アリストテレス入門
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商品レビュー
3.7
21件のお客様レビュー
プラトンとならぶ古代…
プラトンとならぶ古代ギリシア哲学の最大の哲学者アリストテレスの入門書です。本書を読まれた方は、是非アリストテレスの原典にチャレンジしてみてください。
文庫OFF
「万学の祖」と呼ばれるだけあり、その思想の幅広さは分かった。が、それなだけにそれぞれの議論がどこから出てきたのかが分からず、なかなか理解しづらいものであった。
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アリストテレスに関する入門書は案外少ない。その著作を読むことが入門であるとはよく言われるものであり、確かにアリストテレスについて知ろうとすれば『ニコマコス倫理学』や『形而上学』を読むことに優る入門はないであろう。しかし古典と呼ばれるもの、特に古代哲学を学ぶ際には、テクストそのも...
アリストテレスに関する入門書は案外少ない。その著作を読むことが入門であるとはよく言われるものであり、確かにアリストテレスについて知ろうとすれば『ニコマコス倫理学』や『形而上学』を読むことに優る入門はないであろう。しかし古典と呼ばれるもの、特に古代哲学を学ぶ際には、テクストそのものへの理解や解釈についての見通しが必要となる。基礎的な理解がなければテクストを読み進めること自体に大きな困難が伴うであろうし、何をどう読めばよいのかを知るにもいくらかの道案内が必要となる。本書はそのような読者にうってつけの最初のアリストテレス入門にふさわしい一冊である。 英語ではその入りやすさ順に、ジョナサン・バーンズ、ジョン・アクリル、クリストファー・シールズ、W. D. ロスの入門書がある。Very Short Introductionsのバーンズはアリストテレス研究の地図を与えてくれるものであり、ロスは古典的なテクスト密着型の入門書である。シールズはケンブリッジコンパニオンと並行して研究の見通しを一人の研究者の視点から提示するラウトレッジの入門書のシリーズの一つで、現在のアリストテレス研究の到達点を示すものである。アクリルの入門書はアリストテレス研究が古代哲学という文脈からではなく現代のテクストとして読み解かれる趨勢の中で記されたものであり、藤沢令夫氏と本書の著者山口義久氏の共訳で刊行されている。本書はバーンズとアクリルの中間に位置する内容を蔵するものである。 本書の特徴は私たちの具体的な経験を掬い取るようにしてアリストテレスの洞察を引き出していくことにある。アリストテレスが経験をどのように捉え、この世界をどのように見つめていたのかが明らかにされていく。古代哲学と聞けば一見私たちの生活と関わりのないものと思われてしまうのだが、むしろ私たちの経験を豊かに捉え直す洞察がその叙述から導き出されていくのである。私たちがこの世界で生きる中でどのように物事を捉え、生きていくのか、その経験の判断をめぐる省察が積み重ねられていくのである。 本書の巻末にはアリストテレスの著作のみの出典一覧が付されている。本書の叙述の一つひとつの典拠となるテクストが具体的に引かれているので、アリストテレスの著作を読もうとする読者を確かに導く手がかりとなる。そして新書でありながら索引が付いていることからアリストテレスの基本用語についてのまとまった記述を本書の中に探すこともできる。アリストテレス哲学の説明であることを感じさせないほどの生き生きとした叙述に確かな典拠を記した巻末の出典一覧と索引とを通して、本書が実に痒い所に手が届くアリストテレス入門であることに気が付かされるであろう。
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