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エジプト 転換期の国家と社会
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エジプト 転換期の国家と社会

伊能武次(著者)

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エジプト 転換期の国家と社会

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朔北社/
発売年月日 2001/07/20
JAN 9784931284715

エジプト

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2014/12/17

[内外の変潮を抱えて]1970年代から1990年代半ばまでのエジプト政治を、経済政策、福祉政策、対外政策の3つの切り口から考察した一冊。21世紀を迎える前のエジプトの政治状況を知る上で大変有益であるとともに、エジプト政治の特徴をつかむのにも有意義な作品です。著者は、カイロ大学の客...

[内外の変潮を抱えて]1970年代から1990年代半ばまでのエジプト政治を、経済政策、福祉政策、対外政策の3つの切り口から考察した一冊。21世紀を迎える前のエジプトの政治状況を知る上で大変有益であるとともに、エジプト政治の特徴をつかむのにも有意義な作品です。著者は、カイロ大学の客員研究員も務められたこともある伊能武次。 エジプト政治に対する理解も何もないところから読み進めたのですが、序論で最低限知っておくべき情報が簡潔にまとめられていることもあり、非常に読みやすくわかりやすかったという印象。それに加えて統計を多用し実証的・視覚的にエジプトの変化を示してくれているので、中東地域に興味がある方や、発展途上国の開発に興味がある方にもオススメです。 いわゆる「アラブの春」の後に本書を読むと、(これは評者の主観的な後追いによるものと言われても仕方がないのですが)その萌芽の根っこが20世紀末にはエジプトに埋め込まれていたと考えられる点が興味深い。例えば、下記の一節なんかは、若者・青年層の政治参加の窓が閉ざされていることを早い段階から指摘していることを示すものになっているのではないでしょうか。 〜広範な政治の領域でより開かれた制度を形成するための改革が、政治的無関心層や新しい世代を吸収して政治を活性化するために必要とされている。〜 こういう本は読者がどうしても限られるので、高価になってしまうのが残念☆5つ

Posted by ブクログ

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