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聖地ソロフキの悲劇 ラーゲリの知られざる歴史をたどる
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会/ |
発売年月日 | 2001/06/29 |
JAN | 9784140806128 |
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聖地ソロフキの悲劇
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以前、モスクワに行った時、「ジェルジンスキー通り」で通じる 旧KGBの建物の前に記念碑のようなものがあった。同行者に聞いた ところ、ソロフキのメモリアル碑だと言う。 その時は詳しくは聞かなかったが、本書を読んでなんの碑なのかが 分かった。ソロフキでの残虐な記憶を忘れぬよう、元収...
以前、モスクワに行った時、「ジェルジンスキー通り」で通じる 旧KGBの建物の前に記念碑のようなものがあった。同行者に聞いた ところ、ソロフキのメモリアル碑だと言う。 その時は詳しくは聞かなかったが、本書を読んでなんの碑なのかが 分かった。ソロフキでの残虐な記憶を忘れぬよう、元収容者や遺族 が建立した碑だ。 「宗教は人民にとって麻薬である」。ロシア革命後、まっさきに 幽閉されたのは解体に手を付けられたロシア正教の司祭や神父、 著名な主教たちだった。 自然の厳しい白海の島で、独自の生活体系を作り上げた修道院の 人々は、その島で文字通り「囚われ人」となる。 弾圧は歳月と共にエスカレートして行く。海外から指導に来ていた 技術者、国内の有能な学者、密告やでっち上げで逮捕された共産 党員が続々とソロフキの収容所に送られてくる。 ある日突然、なんの心当たりもなく両親や兄弟が連れ去られ、 消息不明となる。その人たちの行方を追う手掛かりを入手するには、 ゴルバチョフの登場を待つしかなかった。 狂気の時代の虐殺の歴史である。シベリアのラーゲリについて書かれた ものは多くあるが、旧ソ連初のラーゲリについての日本人による書籍は 本書のみだろう。 ◎な良書だが、これも絶版だ。いいな…と思う本ほど、既に絶版に なってるな。そういえばソルジェニーツィンの『収容所群島』も長らく 絶版だ。復刊しないのかなぁ。
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