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非円形歯車の設計・製作と応用
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非円形歯車の設計・製作と応用

香取英男(著者)

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非円形歯車の設計・製作と応用

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日刊工業新聞社/
発売年月日 2001/07/19
JAN 9784526047848

非円形歯車の設計・製作と応用

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2010/06/13

 香取さん、出版おめでとう御座います。門外漢ですので内容についてコメントできませんが、単なる理論解析の書ではなく、モノ作りに立脚しておられる香取さんのお考えに沿った内容であると感じました。  香取さんには非円形歯車に関して「設計法、工作法、測定法まで準備してあるのに、何でみんな...

 香取さん、出版おめでとう御座います。門外漢ですので内容についてコメントできませんが、単なる理論解析の書ではなく、モノ作りに立脚しておられる香取さんのお考えに沿った内容であると感じました。  香取さんには非円形歯車に関して「設計法、工作法、測定法まで準備してあるのに、何でみんなもっと使ってくれないの」との思いがあるでしょう。私にはそのような思いがこの本から伝わってきます。 ■  さて、今回は本書の内容の紹介ではありません。非円形歯車という大きな可能性を秘めた機械要素が広まらない理由を外野から考察することです。「そう膝を乗り出さないでください、香取さん」 結論を先に書きますね。『非円形歯車』という名前はだめなのです。  『非円形歯車』と聞いてどの様な事が想像できますか? 形が『円形でない歯車』ですね。ただそれだけ! 残念ながら「機械要素としてどの様な特性があるか」は全く想像できないし、それどころか形状的にも、*何も*想像させてくれません。ただ、円じゃないと言われてもねぇ・・・ 夢のある名前でもないし。  香取さんの本を眺めて(とても読んだと言えないので)私が認識した非円形歯車の特徴は「入力軸に等速回転を与えたとき、出力軸に不等速回転が現れる」です。  片方の軸をモーターで一定回転させると、他方の軸の回転は早くなったり遅くなったりします。このような機構を機械要素だけで構成しようとすれば、普通はリンクやカム機構が必要となりますが、非円形歯車を使えばそれだけで同様なことを実現出来るわけです(*1)。  だから、非円形歯車は単体では役に立ちません、ギアトレーンとして複数枚の非円形歯車を組み合わせて初めて機能します。が、そのようなことも『非円形歯車』との名称からは読みとれません。  ではどの様な名前にするか、考え方は色々あります。   要素の特性からは 自由ピッチ曲線歯車、可変角速歯車   会社名から テクファギア(香取さんの会社はテクファジャパンと言います)   雰囲気から スターギア  なんてのはいかがでしょう。機能を表すか、新しい歯車であることをアピールするか だと思います。  折角画期的なギア機構を、設計し加工する方法を体系化したのですから思いを込めて名前を付けましょう、自分の子どもにそうしたように。単に『歯車家の3男です』では可哀想でしょ。 では。 (*1) もちろん、サーボモーターなどを使っても実現できます。歯車だけで構成するとどの様なメリットがあるのか興味のある方は本書を読んでください。

Posted by ブクログ

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