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東風西雅 抄 岩波現代文庫 社会35
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2001/05/16 |
JAN | 9784006030353 |
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東風西雅 抄
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著者のエッセイ集である『東風西雅』(岩波書店)から、約三分の二にあたる文章を抄録した本です。 「東と西との交錯」と題されたエッセイでは、著者自身のフランスへの留学経験を振り返りつつ、東洋と西洋ないし日本と西洋との関係について、これまで日本人がどのように考えてきたのかということが...
著者のエッセイ集である『東風西雅』(岩波書店)から、約三分の二にあたる文章を抄録した本です。 「東と西との交錯」と題されたエッセイでは、著者自身のフランスへの留学経験を振り返りつつ、東洋と西洋ないし日本と西洋との関係について、これまで日本人がどのように考えてきたのかということが論じられています。そのさい、著者が留学の途上で出会った横光利一をはじめ、池辺義象や河上肇といった知識人たちが、ヨーロッパの地でどのように日本人としてのアイデンティティを感じていたのかといったことに触れ、近代日本の西洋観および日本観の特質や変化についての考察が展開されています。 また著者は、ジャーナリズムとは縁が薄いといいつつも、中国史の研究者の観点から、現代の中国が直面しているさまざまな問題について考え、批評をおこなっています。「はしがき」には、「文化大革命に関連したものも二、三あるが、あの当時の日本の言論界の軽薄な追随態度は今思い出しても腹が立つ」と述べており、長いタイム・スパンで中国の歴史を見つめてきた著者の矜持が感じられます。
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岩波現代文庫 宮崎市定 「東風西雅」 歴史エッセイ。中国史の研究者だけあって、思想は 中国的で 白黒はっきりして 小気味いい。欧米人を真似るより、中国人のように自国文化に執着せよ、日本には固有の文化が育っているというメッセージ。 「古本屋はその町の文化の程度を象徴して...
岩波現代文庫 宮崎市定 「東風西雅」 歴史エッセイ。中国史の研究者だけあって、思想は 中国的で 白黒はっきりして 小気味いい。欧米人を真似るより、中国人のように自国文化に執着せよ、日本には固有の文化が育っているというメッセージ。 「古本屋はその町の文化の程度を象徴している」は、なるほどと思う。文化振興のために これからも古本屋で本探ししようと思う 「良い本を読む人たちに金と時間を与えることが何より大事な文化振興策になる」は名言 「日本は戦争に敗けながらも戦争の目的の一部分をはたした〜列強の植民地のなっていた地域が解放されて独立国になり、それらの国と商取引が可能になった」は目から鱗
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非常に多作な宮崎市定氏の随想集。著者の博学ぶりを示すように、話題は非常に多岐にわたる。時代ぶりを反映した文章も中にはあるが、50年近く経過して尚、本質的に現代にも思い当たる指摘が多々あり、興味深い。
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