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大江健三郎 その肉体と魂の苦悩と再生 哲学的評論
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明窓出版/ |
発売年月日 | 2001/08/29 |
JAN | 9784896340778 |
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大江健三郎
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作中人物と呼ばれるものは、大江にあって電気的あるいは小説的な構造の謎めいた中心に置かれる。もし途方もない肉体を扱わないとすれば、小説、あるいはすねての小説的なプロットはこのうえ何をなすことができるのか? カフカにあって、小説的オブジェとは、構成されたものの断片化され、未完成のまま...
作中人物と呼ばれるものは、大江にあって電気的あるいは小説的な構造の謎めいた中心に置かれる。もし途方もない肉体を扱わないとすれば、小説、あるいはすねての小説的なプロットはこのうえ何をなすことができるのか? カフカにあって、小説的オブジェとは、構成されたものの断片化され、未完成のまま不安定な状態にある肉体である。物語によって肉体は変容され、あたかも夢幻想状態の機序に従うかのごとく可塑性を帯びた空間の広がりの中で屈折する。 書物として書かれた類のもの、歴史に由来する千変万化の事象、自らの異形性の中での肉体。 作品は程度の差こそあれ、遅かれ早かれ、様々な情念が生まれ、もがき、流産する。
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