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グリーンスパン アメリカ経済ブームとFRB議長
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グリーンスパン アメリカ経済ブームとFRB議長

ボブ・ウッドワード(著者), 山岡洋一(訳者), 高遠裕子(訳者)

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グリーンスパン アメリカ経済ブームとFRB議長

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞社/
発売年月日 2001/05/14
JAN 9784532163877

グリーンスパン

¥220

商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2024/03/27

1987-2006年の連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたグリーンスパン。 ブラックマンデー、メキシコ通貨危機、アジア通貨危機、アメリカ同時多発テロ事件後の経済危機を克服し、アメリカ史上最長の景気拡大をもたらしたとされるが、2008年の世界金融危機はグリーンスパンの政策も一因...

1987-2006年の連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたグリーンスパン。 ブラックマンデー、メキシコ通貨危機、アジア通貨危機、アメリカ同時多発テロ事件後の経済危機を克服し、アメリカ史上最長の景気拡大をもたらしたとされるが、2008年の世界金融危機はグリーンスパンの政策も一因だったと言われる。つまり、バブルの発生・膨張を見過ごした「主犯」の一人として批判を浴びた上、議会の公聴会で「私は過ちを犯した」と述べる羽目になったという。 インフレの今、このグリーンスパンから学ぶ事があるはずだと手に取った。適切さ。インフレが高まる場合、中央銀行は金利を引き上げて経済を冷やす必要があるが、過度な金利引き上げは景気を悪化させる可能性があります。インフレ対策と経済成長のバランスについて。市場期待の管理。グリーンスパンは市場の期待を重視した。中央銀行の政策発表やコミュニケーションは、市場参加者の予測に影響を与えるが、透明性を保ちつつ、市場の期待を適切に管理する方法には学びがある。金融安定性への配慮。グリーンスパンは金融システムの安定性を重視。現在のインフレ対策においても、金融市場の安定性を考慮しながら政策を運営することが重要。 本著は同氏の人となりと各政策への対応、腐心した事柄について述べられる。以下はネット記事の引用(本書より分かりやすい表現だったので)。物価上昇を抑えながら経済成長を下支えしたとして「マエストロ」と称されるが、内実はそう華麗なものではなかった。「60階から飛び降りる心境」例えば90年代半ば、過熱気味の景気を抑え込むため、FRBは果敢に利上げを行い、目指したのは「軟着陸」だったが、その最終局面では「60階のビルから飛び降りて、両足で無事着地できるかどうか試してみよう」という心境だったとのこと。「我々は濃霧のなか、手さぐり状態で進んでいた」と。言い換えるなら、マーケットは中央銀行総裁でさえ頭を抱えるほど、しばしば予測不能な動きをするのだと・・。 こうした片りんを感じられるのが本著。少し古いが。

Posted by ブクログ

2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2001年刊。1987年~2006年まで米国連邦準備制度理事会議長の職にあったグリーンスパン氏の議長前半生録。◆彼の政策分析や、政策と経済・金融理論との関係を適示する力量はないので、あくまで印象論として。◇①長期的視点で金融政策を実施することは不可能に近い。政治的圧力や短期的な問題解決を優先する傾向が強い。②G氏はデータや公刊情報、さらには独自ルートでの収集情報を重視する傾向にあり、金融理論から方向性を判断していない。むしろ、金融理論で一義的な決定は不可。③収集すべき情報は政治家、経済人など多岐に亘る。 それゆえ人間関係は重視しており、孤高というイメージはやや的外れ。④指標や中央銀行の意向表明という意味以上には、公定歩合を上下させる価値・意味は乏しい。そもそも意味があるのかな?。⑤とはいえ、情報においてマネーサプライは考慮すべき重要な要素に位置づけられる。

Posted by ブクログ

2014/02/24

ウォーターゲート事件の綿密な取材調査で有名な作者によるドキュメンタリー。 グリーンスパン自身による「波乱の時代」と当然内容が被っているけれど、 アメリカを代表するジャーナリストによる躍動的な筆致は、 翻訳のフィルターを通しても充分に伝わってくるような気がする。 両作品の間でわり...

ウォーターゲート事件の綿密な取材調査で有名な作者によるドキュメンタリー。 グリーンスパン自身による「波乱の時代」と当然内容が被っているけれど、 アメリカを代表するジャーナリストによる躍動的な筆致は、 翻訳のフィルターを通しても充分に伝わってくるような気がする。 両作品の間でわりと目立つ見解の違いといえば、 パパ・ブッシュ政権への捉え方だろうか。 この作品ではわりと好意的というか同情的というか、 さほど悪い感情は抱いていないように書かれている。 しかし、「波乱の時代」のほうでは、 パパ・ブッシュ政権によるあの手この手の露骨な利下げ圧力に対して、 かなりの嫌悪感と遺憾の意が感じられる。 やはり、順番としてはこちらを先に読んでから、 「波乱の時代」に手を出すのが正しい。 ちなみに翻訳は両者とも山岡・高遠のタッグなので、 続けて読んでも違和感がなくてよい。

Posted by ブクログ

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