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植村邦彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/
発売年月日 2001/02/23
JAN 9784791758661

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2021/12/03

「私の関心は、マルクスの思想と十九世紀ドイツの「ユダヤ人問題」という二つの焦点をめぐって動いてきた」と述べる著者が、アルチュセールやバリバールの解釈などを参照しながら、グローバリゼーションや民族問題などのテーマについてマルクスがなにを論じていたのかということを考察しています。 ...

「私の関心は、マルクスの思想と十九世紀ドイツの「ユダヤ人問題」という二つの焦点をめぐって動いてきた」と述べる著者が、アルチュセールやバリバールの解釈などを参照しながら、グローバリゼーションや民族問題などのテーマについてマルクスがなにを論じていたのかということを考察しています。 各章のサブタイトルには、マルクスの著作があげられており、そのテクストの解釈を中心としながら、著者自身が関心を寄せるテーマについて議論が展開されています。第一章では『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』が、第二章では『経済学批判要綱』がとりあげられ、マルクスの歴史観についての検討がおこなわれています。第三章は「アソシエーション」にかんするマルクスの記述が整理されてまとめられています。 第四章と第五章では、マルクス主義と国民および民族の関係をめぐって議論が展開されています。著者は、カウツキーやベルンシュタイン、あるいは日本の高島善也といった論者たちが、マルクスの思想を国民国家の枠組みのなかで理解しようとしていたことを批判的に検討しています。さらに、資本主義世界システムという枠組みのなかで国民国家単位でのプロレタリアートの支配という現象が成り立つことを説明しようとしたウォーラーステインの考えも紹介され、その克服の可能性をさぐっています。 最終章では、カールの父ハインリヒ・マルクスのユダヤ人問題への取り組みを紹介し、この問題が当時のドイツにおける民族的アイデンティティの形成と深くかかわっていたことを明らかにしています。

Posted by ブクログ

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