看護のホスピタリティとマナー

古閑博美(著者)

• 販売会社／発売会社: 鷹書房弓プレス/
• 発売年月日: 2001/09/15
• JAN: 9784803404630

商品レビュー

2011/10/31

『ホスピタリティとは、他者を思いやり、でも見返りは求めないもてなしのこころ。』とのことで、この本が医療現場で用いられているホスピタリティやマナーを紹介したものです。

僕も親戚に医療関係の仕事に従事している人間がおりましてね。その仕事がいったいどういうものかという一端を知るために、というのがまずひとつ。そしてもうひとつは、自分も、曲りなりに営業会社などで勤め人をして、そのときに接客マナーなんぞを習ったことがあったのですが、それをきれいに忘れてしまったので、それを思い出そうと思ったのが、その真意ですね。

この本を読んでいて、看護士をはじめとする医療従事者の『接遇』というのは病気の人を相手にするだけあって、正直『ここまで気を使わなきゃならんのか！？』と読んでいてそういいたくなるほど、言葉遣いに始まって、お辞儀の仕方から、通路の歩き方にいたるまでそれはもう細かく記されていることに、唖然としました。

こういう仕事はよく『サービス業』であり『肉体労働』という話をまことしやかに聞きますが、それに加えてこんなことにまで気を使わなければならんのかいなと思うと、ほんとうに頭が下がります。しかし、僕たちも日常生活や仕事を通じて、彼ら彼女たちからマナーや接遇の仕方を学んで、もっと人間関係や仕事に役立てればなと、そんなことを考えております。

2011/05/27

看護のホスピタルティとマナー。ますはそのホスピタルティという言葉が知らなかった。最初にホスピタルティとはの部分を読んでやっとわかったホスピタリティの意味

最近、ホスピタリティ産業（宿泊・飲食・社交クラブ等、飲食サービスを共通の事業内容とする）の分野以外でも、「ホスピタリティ」が注目されるようになってきました。
「ホスピタリティ」は、人同士の出会いの場で有効な行動倫理や理念をもつのです。

オックスフォード英語辞典では、「ホスピタリティhospitality」の語を「〔ホスピタブルhospitable〕である行為や行動」と定義したうえで、「招待客、訪問者、見知らぬ人びと
を物惜しみない親切な態度で向かい入れ、もてなすこと」を説明しています。ランダムハウス英和大辞典（第２版）には「（客や他人の、報酬を求めない）厚遇、歓待、心のこもったサービス。
もてなし」とあります。

上記の文を読んでまず、ホスピタリティの意味がわかった。そしてこの書には普段使っている言葉をはじめ、表情、態度、服装、などなど、日々のヒントになるようなことがたくさんかかれている。

たとえば、
・あなたの笑顔をみたいから、わたしは笑顔でいたいのです。
・感謝して朝と夜を迎えたい
・いつも素直にいいたいことば。「ありがとうございます」「おねがいします」「ごめんなさい」
・ことばの温度調節に気をつけよう。
・自心を清浄に