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チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝 中公文庫 20世紀
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チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝 中公文庫 20世紀

ダライ・ラマ14世(著者), 木村肥佐生(訳者)

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チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝 中公文庫 20世紀

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2001/11/25
JAN 9784122039384

チベットわが祖国

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商品レビュー

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2014/08/10

本書は、ダライ・ラマ14世が1980年代後半までのチベットを自身の立場・視点という自叙伝の形式にて客観的に伝える目的で書かれている。 宗教に深く帰依して、素朴に生きていたチベットという国が中国という大国に飲み込まれる過程をダライ・ラマという政治と国民の精神的柱である立場から淡々...

本書は、ダライ・ラマ14世が1980年代後半までのチベットを自身の立場・視点という自叙伝の形式にて客観的に伝える目的で書かれている。 宗教に深く帰依して、素朴に生きていたチベットという国が中国という大国に飲み込まれる過程をダライ・ラマという政治と国民の精神的柱である立場から淡々と伝えている。悟りの境地に程遠い凡人では理不尽に対して「怒り」が先走ってしまいがちだが、本書の中から、読者にその抑制された気持ちと当時の無力感を切り取るように伝えている。無為に帰した数々の中国との政治的な取引そして裏切り、頼みとした国連を含む国際社会がある面から見るとチベットを見放したことによる孤立は、常人ではとても耐えられないと思う。 2008年のチベット騒乱に対しても「非暴力」の呼びかけは、ダライ・ラマ14世の首尾一貫した主張であり、現代において再び中国政府が、「亡命政権による陰謀」などと時代錯誤の主張を繰り返すのが滑稽でさえある。 本書は、文集文庫の「ダライ・ラマ自伝」より客観的な視点を多く盛り込んでいる。特にチベットが独立国家であると主張する根拠について歴史的・国際法の観点、国連決議などを上げている。 読後感としてやはりチベットについては中国の国内問題と一言では片付けられない感じがした。

Posted by ブクログ

2009/04/22

ダライ・ラマ目線のチベットを知る一冊。 国家・宗教・習慣・領土・権利。。 深くてとてもとてもすべてを知ることはできないけれど、入門編としてはぴったりかもしれません。

Posted by ブクログ

2008/10/31

重い重い運命とチベット人の期待を背負って、並みの人間では耐えられないような人生。 本当に活仏様のようだと感じるけど、実際には講演会などで聴衆の前で鼻をかんだりして「同じ人間である」ということをアピールしている。 思想・瞑想によって、これだけ強く生きられるのかと。

Posted by ブクログ

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