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誰が誰に何を売るのか? 援助交際にみる性・愛・コミュニケーション
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 関西学院大学出版会/ |
発売年月日 | 2001/06/25 |
JAN | 9784907654221 |
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誰が誰に何を売るのか?
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
専門書?だとは思うのだけど文章もわかりやすく、比較的読みやすかった(よくわからん部分も多少あったけど)。 最近思うけれど「承認欲求」っていうものは本当に馬鹿にできないというか、承認欲求の欠如は簡単に人を殺すし、なんというか、自分にも身に覚えのある事ばかりで読んでいて苦しくなったり読むのをやめてしまいたくなる瞬間もあった。 性的虐待やレイプの被害に遭った女の子が自傷行為的に援助交際を繰り返すことを語る様が痛々しく、切なかった。しかし読みながら「決して対岸の火事ではない、自分もふとした瞬間にそうなる可能性は十分にある」と思い、恐ろしくもやるせなくもなった。 大学に入ってお付き合いする人ができて随分救われた部分があるけれども、彼が今後いなくなってしまったらと思うとわたしも援助交際、今風に言うならパパ活に手を出すことは全然ありえるし、フランクな感覚で知らない人と出会いごはんをごちそうしてもらったり寝たりすることは若者にとってとても身近なものになっていると感じる。このところ「ナイトワークやパパ活がなぜいけないことなのか」ということに悩みこの本を手に取ったが、「被害者なき犯罪」という言葉が一番しっくりきたし、著者の先生自身が「個人の裁量に任せてよいと思う」みたいなことを巻末でおっしゃっていたので、人の考えによるところで、何が正しいとかはない問いだったんだな、と少しすっきりした。おもしろかったので折に触れて繰り返し読んでいきたい、性や愛に迷ったときに。。
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社会で得ることのできない何かを求めて、 脱社会的とされる援助交際という手段を彼らは選び取る。 果たして「彼ら」といっていいのだろうか、という疑問符が頭を常によぎる。「彼ら」と言うことにより、私達から遠縁な、無関係な、踏み入ることのない領域だと遠ざけているのではないだろうか。 今の...
社会で得ることのできない何かを求めて、 脱社会的とされる援助交際という手段を彼らは選び取る。 果たして「彼ら」といっていいのだろうか、という疑問符が頭を常によぎる。「彼ら」と言うことにより、私達から遠縁な、無関係な、踏み入ることのない領域だと遠ざけているのではないだろうか。 今の社会の中では誰もが援助交際をする可能性を持っている。私達と彼らの間には差違はあってもないようなもので、きっと紙一重。 だって誰もが存在意義の承認を渇望しているのだから。
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「援助交際」女性・男性の類型論。当時「援助交際」のツールであったテレクラを駆使し、多くの体験者から「援助交際」にせまる。
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