金美齢の私は鬼かあちゃん

金美麗(著者)

• 販売会社／発売会社: 黙出版/
• 発売年月日: 2001/11/28
• JAN: 9784900682610

商品レビュー

2010/02/02

6歳から2歳までの3人の子育てをしているまっただ中、自分の育児は間違っているんじゃないかと思い、いろいろな育児本を読んでは実践するもすぐに挫折。
だって叱らない子育てとか、子どもの自主性を重んじるとか、理解できるし素晴らしいし、できることならそうなりたいけど、いざやんちゃざかりの子供たち3人を前にすると大声だしてかなきゃ動かない、片づけない、支度しない…。
夫には「（息子の名前）××のかあちゃんはうるさいかあちゃんやなー」と言われ、私ってダメかあちゃん？と思いながらまた育児本を読み落ち込むのくり返し。
そんな中、この本で金美齢さんの歯切れのいい言葉達に目の前がパッと明るくなったような気分になりました。

たとえばこの一節

もし自分の子供が、「朝お母さんがおこしてくれないから、学校に遅れたじゃないか！」「○○ちゃんと同じ筆箱でなくちゃイヤ！」「給食おいしくないから食べない！」などと駄々をこねて、どうしても言うことを聞かないようだったら、ほっぺたをひっぱたいてやればよろしい。それが愛情というもの。そんなわがまま勝手にさせていては、なによりも本人のためにならない。それに、世界の何億何千万もの貧困にあえぐ気の毒な子どもたちにもなんだか済まないではないか。

テレビの太田総理にもでている金美齢さん。
テレビでの彼女の言葉はすっと心にはいってくるし、この人は信用ができるなという印象でしたが、この本を読んでますます好きになりました。

2009/10/27

金美齢さんといえば、爆笑問題さんの番組にも
よく出ていらっしゃるショートカットで威勢のいい女性

「私の話を聞きなさいっ！」って
大物や政治家に負けることなく発言している姿が
かっこいい

そんな金美齢さんの書かれた「私は鬼かあちゃん」を読みました

言いたくても言えずに飲み込んでいること
女性であること、母親であること・・・
そんないろんな立場で我慢してあきらめていること

それらを「スパッ」と言ってしまう金さんの言葉で
勇気がわいてきます

すべて、ではないけれど
子育てに関しては、私の考え方にとても似ていて
ちょっとホッとしました

やっぱり子育てって、不安です
これでいいのか？この選択であっているのか？

不安ながらも、精一杯ぶつかりあうのが親子

金さんの子育ても、順風満帆ではないけれど
全力で向き合ってきた様子がよくわかります

この本を読んで「うんうん、わかるわかる～！」と
何度もうなずいた私も
やっぱり「鬼かあちゃん」なのかも・・・！