気のきいた仕事ができる人になれ！ 決定版 38のヒント

二見道夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房/
• 発売年月日: 2001/07/30
• JAN: 9784837919001

商品レビュー

2011/05/03

仕事をする上で欠かしてはいけない気配り・目配り・心配りを
具体例を挙げながらわかりやすく説明しています。

特に秘書の採用面接と、あるスーパーでの照明器具の清掃の例は
わかりやすいです。
前者は、秘書の採用面接で「（毛筆の）筆を持ってきてください」という
指示に対し、当たり前に筆を持ってくる人がほとんどの中、
傍らにあった墨汁に気づき「墨汁もお持ちしましょうか？」と
声を掛けた人の「気づき」「気配り」を評価して採用したと
いう話です。
後者は、経営コンサルタントである筆者が、クライアントで経営状況
がよくないスーパーのある店が薄暗く、照明器具がほこりをかぶっていて
反射板などが機能を発揮していないため、蛍光灯と反射板を掃除するように
指示を出したところ、照明器具全体がほこりをかぶっているにもかかわらず、
本当に蛍光灯と反射板しか掃除していなかった、という話です。

どちらも、指示通りにしか動かない並（もしくは並以下）の仕事しか
できない人では成功する人間にはなれない、現在の経済状況を生き残る
ことはできない、というだけでなく、気のきいた仕事をする上で
欠かせないマインドなどを説明しています。

アマゾンでは誰もレビューを書いていませんが、わりと良い本だと
思います。

2007/01/21

気のきいた仕事、機転、心配り。。僕にとって獲得したいものたちです。
結局はセンスとも思えますが、相手に共感し、高い視点とサービス・マインドをもって、先を読み、情熱・意志・執念で行動を続けていくことの大切さは理解しました。
気のきいた仕事の例も分かりやすく、個人的にはコミュニケーションにおけるランゲージ再現や復唱、相手の名前だけでなく会社や役職名も加えて呼びかけること、案内図に所要時間を入れることなどが印象に残りました。