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ジャングル・ブック 講談社青い鳥文庫
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ジャングル・ブック 講談社青い鳥文庫

ラドヤードキャップリング(著者), 岡田好恵(訳者), きよしげのぶゆき(その他)

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ジャングル・ブック 講談社青い鳥文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2001/11/17
JAN 9784061485716

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2018/09/30

面白い、けれど差別的だ。というのが読後の感想。 キップリングはインド育ちなので、インドコミュニティの脅威を感じる機会も多かっただろうし、自分がインド社会に同化できないことを体感として知っていたんだろう。 それが主人公の心象、行動に反映されているように思う。 例えば、主人公はインド...

面白い、けれど差別的だ。というのが読後の感想。 キップリングはインド育ちなので、インドコミュニティの脅威を感じる機会も多かっただろうし、自分がインド社会に同化できないことを体感として知っていたんだろう。 それが主人公の心象、行動に反映されているように思う。 例えば、主人公はインド人の設定だが、インドコミュニティになじめないイギリス人だとしたら?としてみると、色々な点に納得がいく。 本の中のインド人夫婦は、何故、イギリス人コミュニティに助けを求めるのか?(そして、実際に援助してもらえるのか?) インド人同士の争いなら、イギリスは介入しないだろう。しかし、片方が、インド人コミュニティに迫害を受けたイギリス人だったら? 勿論、即座に介入し、イギリス人側に有意な計らいをするだろう。 また、一部の村民が主人公に対し行ったことで、コミュニティ全体が破壊される、ということも、とても植民地的なやり方だと思う。 もともとのテーマが、差別ではないことは、重々、理解している。 しかし、本からにじみ出てくる無意識下のインド人差別の根深さに、時代背景を感じ、色々考えさせられた。

Posted by ブクログ

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