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私は殺される 女流ミステリー傑作選 ハルキ文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:不文律 宮部みゆき著. 枕香 乃南アサ著. うわさの出所 新津きよみ著. 嗤う衝立 戸川昌子著. 犬の眼 栗本薫著. 再生 若竹七海著. ロ-プさん 渡辺容子著. 呪われた密室 山村美紗著. 妻と未亡人 小池真理子著 |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所/ |
発売年月日 | 2001/03/18 |
JAN | 9784894568457 |
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長編「理由」を思わせ…
長編「理由」を思わせる、宮部みゆき「不文律」は関係者の証言や独白だけで物語が構成されている。それだけで読者の頭の中に物語をイメージさせる力はすごい。
文庫OFF
【稀に見る傑作アンソロジー】 よくぞここまで良作を集めたなといった名作ぞろいのアンソロジー。宮部みゆきの作品が一番駄作に思えるほどの力作揃い、流石角川春樹事務所。太鼓判を押して薦めたいミステリの宝庫。
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◆不文律――宮部みゆき(「地下街の雨」より) ・・・埠頭から車ごと海中へ死のダイビング。周りの証言から浮かび上がる一家四人無理心中の真相は? ◆枕香(まくらが)――乃南アサ(「夜離れ」より) ・・・わざと我儘を言って喧嘩をするのも、その後思いっきり甘えるため。恋愛にはこんな調味料...
◆不文律――宮部みゆき(「地下街の雨」より) ・・・埠頭から車ごと海中へ死のダイビング。周りの証言から浮かび上がる一家四人無理心中の真相は? ◆枕香(まくらが)――乃南アサ(「夜離れ」より) ・・・わざと我儘を言って喧嘩をするのも、その後思いっきり甘えるため。恋愛にはこんな調味料が必要だけど、彼の部屋に残っているこんな匂いはいらない。 ◆うわさの出所――新津きよみ(「週刊小説」'98.10.16号より) ・・・出来心で流した噂はあっというまに尾びれがついて広がってしまった。でもあの奥さんは本当に不倫をしているのかも。 ◆嗤う衝立――戸川昌子(「緋の堕胎」より) ・・・右足を切断するという大手術後であるにも関わらず、判田は性欲の昂進が止まらなかった。同じ病室の衝立の向こうにいる患者には毎夜女がやってきて、影や声が判田を刺激するのだ。 ◆犬の眼――栗本薫(「十二ヶ月 栗本薫バラエティ劇場」より) ・・・飼っていた太郎が死に、そして一人息子の俊夫も亡くなった。番犬として優秀な太郎が生きていれば、俊夫は殺されずにすんだかもしれないのに。これは偶然なのか? ◆再生――若竹七海(「プレゼント」より) ・・・締切が迫った作家は追いつめられていた。しかしどうしても部屋を抜け出さなくてはならない理由がある彼は、窓に向かってビデオカメラを回し、アリバイを作ることにした。 ◆ロープさん――渡辺容子(「週刊小説」'99.8.20号&9.3号より) ・・・近所の芝田家の奥さんは明らかに嘘をついている。彼女の夫は単身赴任などしていない。娘である芝田あかねがスケッチブックに不気味な首吊り男の絵を描いていたということは・・・! ◆呪われた密室――山村美紗(「ミス振袖殺人事件」より) ・・・宿泊客が連続して自殺してしまった曰く付きの部屋に泊まることにした浜口一郎とキャサリン。部屋は密室のようだが・・・? ◆妻と未亡人――小池真理子(「怪しい隣人」より) ・・・親友は借金、そして奥さんのお腹に子供を残して亡くなった。一人では困るだろうといろいろ工面しているうちに、彼女にどんどん惹かれていってしまったが・・・。 以上9編のアンソロジー。すべて女性作家による作品である。”私は殺される”というタイトルだが、内容にはあまり関係ない。初読みは戸川昌子、栗本薫、山村美紗の3名。山村美紗のはシリーズものなのかな?あまりおもしろいとは思えなかったので、今後読むことは無いかなと思うけれど(^^;戸川昌子の【嗤う衝立】は、男性作家が描いたような性的描写だなぁ。 ◆ロープさん・・・すっかり恭子に騙されていたので、最後のシーンで「え?どういうこと?」と混乱し、最初からもう一度読み直した。なるほど、そういうことかぁ。ご近所さんは秘密だらけ、そして子供は大人が思っている以上に様々なことを理解している。こういう展開は好き。
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