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文明の生態史観はいま 中公叢書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2001/02/20 |
JAN | 9784120031199 |
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文明の生態史観はいま
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
わかったことはまだまだ読まないといけない本があるということ。「文明の海洋史観」「文明の技術史観」「文明の多型史観」なんといくつも梅棹先生のあとをついだ本が出ている。たしかに、生態史観が出てから60年。それで話が終わっているはずはなかった。その後、梅棹先生がどのように考えを展開していかれたのか知りたかった。本書は、ネットで古本を購入していたのだが、読むのがずいぶん後回しになってしまっていた。やはり面白い。梅棹先生ははっきり言っている。20世紀末に。オーストラリアをはじめ、同経度の島国などと手を組むべきだと。梅棹先生はだいたいいつも50年先を読んでいるから、この話はもう少し先になってからだろうか。オーストラリアとの関係はいまどうなんだろう。オージービーフでお世話になるくらいで、あとは気にもしていないのだが。船の旅というのはどうなんだろうなあ。高校の修学旅行で、沖縄まで船で行き、下船した後も地面が揺れており、もう二度と乗りたくないという思いしか残っていなのだけれど。それにしても、世界地図も地球儀もなかった時代に船に乗って外に出て行った人の好奇心というのは大したものだと思う。ひょっとしたら、最初は命からがら逃げ出した人々だったのかもしれないが。
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梅棹忠夫氏による「文明の生態史観」は主にユーラシア大陸の文明の変遷を「陸の理論」で説明しているが、その後川勝平太氏が「海の理論」で拡張している。 梅棹氏もその後、海洋へ持論の拡張し、日本人のルーツや実現しなかった日英ベンガル湾海戦等の興味深い所説を提案している。1990年代に...
梅棹忠夫氏による「文明の生態史観」は主にユーラシア大陸の文明の変遷を「陸の理論」で説明しているが、その後川勝平太氏が「海の理論」で拡張している。 梅棹氏もその後、海洋へ持論の拡張し、日本人のルーツや実現しなかった日英ベンガル湾海戦等の興味深い所説を提案している。1990年代に今後の日本の取るべき進路として大陸には手を出さずに、南方の海洋国家との連合を組むことを提唱している。現在TPPには賛否両論あるが、東南アジア・オセアニアとの関係は今後どのようになるだろうか?
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