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動物の言い分 人間の言い分 角川oneテーマ21
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2001/05/10 |
JAN | 9784047040328 |
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動物の言い分 人間の言い分
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動物の言い分 人間の言い分
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
動物の面白い生態につ…
動物の面白い生態について、エッセイっぽく易しいノリで書いた本。 軽い読物として面白いです。 主張・引用の根拠が不明確なので、レポートなどの引用出典の銘記必須な文章に資料として引っ張るのは難しそうです。 やや他の生物や文化を見下してるような印象もありました。 日本の文化・自分の知っ...
動物の面白い生態について、エッセイっぽく易しいノリで書いた本。 軽い読物として面白いです。 主張・引用の根拠が不明確なので、レポートなどの引用出典の銘記必須な文章に資料として引っ張るのは難しそうです。 やや他の生物や文化を見下してるような印象もありました。 日本の文化・自分の知っている文化を基準にして、他の文化を「軽蔑した」なんていうのは失礼です。そこがちょっと引っかかりました。
文庫OFF
■印象に残った言葉 飛ぶために内臓をできるだけ軽くコンパクトにすることに熱中している鳥の場合とは違って、蛇では身体をできるだけ細く長くすることにすべての関心が向けられていることがよく分かった。
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人にはそれぞれ事情ってもんがある。 生き物には、もっと深刻な事情がある。キノボリトカゲが気に登る理由。哺乳類でも飛ぶという選択をした連中の苦悩。 人間だってお気楽ではない。網膜に写っている像は上下逆さまで、脳が頑張って補正してくれているのだ。これを逆手に取って、更に逆に見...
人にはそれぞれ事情ってもんがある。 生き物には、もっと深刻な事情がある。キノボリトカゲが気に登る理由。哺乳類でも飛ぶという選択をした連中の苦悩。 人間だってお気楽ではない。網膜に写っている像は上下逆さまで、脳が頑張って補正してくれているのだ。これを逆手に取って、更に逆に見える眼鏡をかけたままで過ごしたら、なんと人には世界が正しく見えるようになった、というではないか。僕らは錯覚を補正して生きていて、それは進化とかではなくて、そこそこリアルタイムに脳がなんとかしてくれる、というのだ。これは驚き。 進化というプロセスを経て獲得した形態への説得力は多い。サボテンのトゲ、センザンコウのウロコ、コウモリの羽。 日高敏隆さんの言う「イリュージョン」が大好きで、その期待をしながら読んだのだけど、本書にはイリュージョンとか環世界とかいうような話は出てこない。生き物がニンゲンから見てどうか、という話ではなくて、何故にそういう形になったのか、という話が続く。 どんなに自然の少ない場所に住んでいたって、虫や植物と無縁ではいられない。そこに飛んできて、花開く連中が獲得してきた形態に、涙ぐましいというか、すげえなあ、という感銘を抱く。生物はケチなのだ。アット驚くような新発明などない。有り合わせのものでなんとかする。その有り合わせの飛躍具合がすごい。だってコウモリの羽なんか、指の間の膜だよ。 悲しいかな、僕らに形態を飛躍的に変化させる力はない。ただ、それを知っている、ということは、発想になにかプラスになるような気はしなくもない。 けど、そういう実用を求めて読む本じゃないよ。
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