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撮る人へ 写真家であるためのセルフ・マネージメント 人生と仕事のサプリ 人生と仕事のサプリ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 窓社/ |
発売年月日 | 2001/10/03 |
JAN | 9784896250350 |
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撮る人へ
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商品レビュー
2.8
4件のお客様レビュー
撮る人が心に持っておきたいこと。 それは何か。 さまざまなことに、なるほどと 学びを得た。 とりわけ、生きていく中でさまざまな体験をしたとしても、 ヴィヴィッドさを失わないこと。 感激、感動切なさ、その心の揺れ幅を持ち続ける、 それがわかることが一番大事。 という言葉を胸に留...
撮る人が心に持っておきたいこと。 それは何か。 さまざまなことに、なるほどと 学びを得た。 とりわけ、生きていく中でさまざまな体験をしたとしても、 ヴィヴィッドさを失わないこと。 感激、感動切なさ、その心の揺れ幅を持ち続ける、 それがわかることが一番大事。 という言葉を胸に留めておきたいと思った。 カメラも撮り方も変わっていくけれど、 変わらないものを知り得た。
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※このレビューにはネタバレを含みます
けっこう、頭をガッツンガッツン、ド突かれた気分になる一冊だった。 ”問題なのは「押したら写った」程度のものを持ってきて、それが面白くって、なんて、そういうマスターベーション写真が社会に通用すると思っているヤツ。” ”「この写真どうするんですか」って聞いたら「取りあえずいろんな人に見せて、いずれ何かのかたちに・・・」(中略)「取りあえず、いずれ」ってタイプに多いんだよなぁ。私こういう話、思い出すとすごくムカつくんですけど。” これだけ好きなこと言い放っていたんじゃ、敵もさぞや多かったのではなかろうか思わないでもない。1996年にオープンしたギャラリーが僅か4年で閉廊している。本書はその後の出版ではあるが、ここにぶちまけられているような調子でやっていたのかと思うと、さもありなんという気にもなる。 ただ、間違ってはないなとは思う。カメラ業界や、斯界の様々な権威にも物申すような論調ではあるが、真理を突いているところもある。本書で扱うテーマは写真についてではあるが、写真、撮影に対する心構えだけでなく、その前に人としての生き方についても正論を展開している(ような)内容に圧倒されて読み進んだ。 2014年夏から写真を趣味にしようと取り組んでいるが、「作品」の良し悪しというのが一向に判断がつかないでいる。本書を読んでもまだ判然としない部分もあるが、なんとなく一条の光、いや、もっと遠くの曖昧な光明くらいは見つけられそうな気がした。 著者の云うところの、「表現メディアとしての写真」と「写真機の写真」、この2つの違いがある(のかもしれない)と理解しておくだけでも参考になる。 「表現メディアとしての写真」というのは、連綿と連なる美術史の延長上にある写真作品のことだ。一方、「写真機の写真」というのは、その起点がカメラつまり道具にあり、その技術力の行きつく先に作品の優劣があるというイメージ(道具を起点にすると「やればやるほど写真が判らなくなる」傾向が強いと著者は云う)。 但し、何を以って「表現メディアとしての写真」とし、どんな写真ならば「写真機の写真」となるかの線引きは曖昧だ(というか、線引きはできない? あるいは極めて困難なのではないかな)。 でも、自分の表現したいものが、どちらの延長線上にあって欲しいかは本書を読んで意識できたような気がする。 もうひとつ、ハッとさせられたのは、これ; 「不思議なことに値段をつけたことのない人の作品には美術品としての緊張感がありません。なぜ、私が値段をつけるかと言えば、実は作品は美術品である、ということを認識してもらう一番の早道、という部分があるからです。」 実は、写真を1枚単品で見た時、お金を払ってまで買おうと思ったことがない。自分に審美眼があるかどうかは分からないが、こと絵画に関してはこれまでも何枚か購入したことがあるし、バブルに踊らされた感もなきにしもあらずだが当時数百万円分は絵を買った経験もある。なのに、写真作品に関しては自分で値段が付けられないというか、いくらであっても写真と価格が釣り合わない気がしてならない。 となると、自分の作品にも値段を付けられないし、そもそも写真は単品で値段をつけて売るようなものではないなと思えてくる(出来栄えの良さ云々はこのさい度外視して)。 なんだろうなぁ、この差は。決してそれは複製が出来る出来ないの差じゃないんだなぁ(かつて何枚も買った絵は、シルクスクリーンで数百枚のエディションのある作品ばかりだったし)。 ハッとはさせられはしたが、まだ自分の中で腑に落ちてない、あるいは著者と意見が異なる問題提起なのであった。 とにかく、撮るという行為での写真、作品という意味での写真に、ちょっと真剣に向き合わされる一冊だった。 「カメラを持たない状態で自分が被写体とどう関われるのか、どこまで関わるつもりがあるのか、もう一度考えて欲しいと思います。道具を持って何かをやるってことは、道具を持たない自分を強く認識することです。」 カメラを手にしている時の自分の中味をもう一度、見つめなおしてみようと思った。 彼女の著作は本書のあと続けざまに2冊出ている。これはもう一気読みするしかない。 ※ ずっと”的を得る”って書き間違えて続けてる点が非常に気になるんですけどね(苦笑)
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この人の言うことはなんだか激しすぎると思ってそんなに好きではないのですが。1枚写真を買うことが勉強になるという発言に、少し写真の見方が変わった気がします。 写真集としてみるのではなく、特別な1枚を探せると言うのは、自分でも特別な1枚を撮るための1歩のような気がします。
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