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カフェー小品集

嶽本野ばら(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青山出版社/
発売年月日 2001/08/01
JAN 9784899980223

カフェー小品集

¥110

商品レビュー

4

23件のお客様レビュー

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2021/08/27

路地恋花で紹介されていたので、嶽本野ばらを初めて読んでみました。 これは女の子が熱狂するのもわかる。 女の子は潔癖だから相手の愛情なんて信じられない。好きな人に嫌われたら世界が終わると思っている。本当は終わらないけどそんなこと知りたくない。 だから愛情をわからせようとする男の人...

路地恋花で紹介されていたので、嶽本野ばらを初めて読んでみました。 これは女の子が熱狂するのもわかる。 女の子は潔癖だから相手の愛情なんて信じられない。好きな人に嫌われたら世界が終わると思っている。本当は終わらないけどそんなこと知りたくない。 だから愛情をわからせようとする男の人なんて迷惑だし、でもそんな救世主に甘えて楽したい気持ちもある。自分1人の不幸な世界に閉じ込もるのを邪魔してくる人はとても迷惑だけど現実との境界線なのです。 相手を信じるとはこの人には裏切られてもいいと思うこと。そんなこと思えるようになったら、女の子ではなくて大人の女の人ですから。旦那さんが浮気してもたまにならいいよ、なんて言えるのは女の人。恋愛コラムを読んで相手に嫌われない術を持っているのも女の人。 自己流で何回も失敗するのは女の子的潔癖さを手放せないだけで、恥ずべきことでは全然ないのに。 それでも現実と冒険に飛び込みたい女の子は、きっかけは恋愛なんかじゃないほうがいい、本を閉じることですね。 現実を生きるのも悪くないよなんて言える大人になりたいな。

Posted by ブクログ

2011/12/27

この作品を読んでカフェーに行ってみたいと思った 野ばらさんの書く物語は恋に対して すごくひた向きで真摯で思わず感嘆してしまう すごいなぁ…綺麗な恋だなぁ…… どのお話も素敵でどれも誰かに勧めたい!

Posted by ブクログ

2010/10/03

実際に存在するカフェーを舞台に書かれた短編小説たち。 そのうちのいくつかのカフェーは既に閉店してしまっているみたいだけど。 京都の「みゅーず」に行こうと思ったら閉店してた。 ので、「フランソワ」に行ってみた。 さすがにいい空気のお店だった。 クラシックに詳しくはないので何の曲かは...

実際に存在するカフェーを舞台に書かれた短編小説たち。 そのうちのいくつかのカフェーは既に閉店してしまっているみたいだけど。 京都の「みゅーず」に行こうと思ったら閉店してた。 ので、「フランソワ」に行ってみた。 さすがにいい空気のお店だった。 クラシックに詳しくはないので何の曲かは分からなかったけれど。 結構、盛況のようで流行っているお店だったみたい。 カフェーそのものの描写も詳しく、 それだけでもほうっとするのだけれど、 そのストーリーはすべて「僕」と「君」の恋愛小説。 社会から少し距離を置いたところで、 繊細過ぎるのに確かな自我を持ってもがいている少女が、 それでも恋愛に関してはどれだけ苦しんでも、 折れることはない。というよりはそれすらできない。 究極に苦しくて綺麗なお話達だった。

Posted by ブクログ

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