おかしい人を見分ける心理学 PTSD、ウソつき、多重人格 あなたの身近な人の心の闇をのぞく

マーサスタウト(著者), 喜須海理子(訳者)

• 販売会社／発売会社: はまの出版
• 発売年月日: 2001/07/31
• JAN: 9784893613301

商品レビュー

2016/09/07

他の方々が書かれているように邦題がとても残念。

子供にとっては大人、特に親の接し方がとても大切なこと
虐待が子供にもたらす影響、大人にとっては些細なことが
子供にはトラウマになる可能性があること、それらが
解離性障害を引き起こす可能性があることについて
丁寧に語られています。

2014/04/21

読書録「おかしい人を見分ける心理学」2

著者　マーサ・スタウト
訳　　喜須海理子
出版　はまの出版

p19より引用
“わたしたちはみな少しばかり狂ってい
る。”

　目次から抜粋引用
“解離とは何か?
　人類全体が抱えるトラウマ
　分裂したアイデンティティ
　正気とは何か?”

　臨床心理療法士である著者による、人の心
理状態とそれによって起こる出来事について
記した一冊。
　トラウマを負った人々の生き方から解離性
同一性障害の症例についてまで、著者が受け
持った患者を元に、本人を特定できないよう
に注意して書かれています。

　上記の引用は、解離とは何かについて書か
れた章での一文。誰にでもおかしなところは
あるものですが、それと上手く折り合って生
きていくためにも、著者のような心理療法士
の存在はありがたいものです。
しかし、そのようなトラウマになるような、
苦しい体験を幼い時にしないことが何よりな
のでしょうね。

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2012/10/28

凄いタイトルだなと思ってペラペラ中身を読んだら思いの外まともなことが書いてある気がしたので読んでみた。
中身としては非常に面白かった。
訳者後書きにも書いてあるけど原題はThe Myth of Sanityで、ある意味邦題とは正反対の主張。中身も原題の通り。
おかしい人を見分ける方法なんて具体的にどこにも記述はない。
どうしてこんな邦題になってしまったのか。
邦題はマーケティング上のことだったのかもしれないが、訳者の人もある意味無念で、あと書きにあらましを書かざるを得ない気持ちだったのではないか、などどと勘繰ってしまう。
邦題だけ残念。