このかたちなあに クーとマーのおぼえるえほん2

はたこうしろう(著者)

• 販売会社／発売会社: ポプラ社/
• 発売年月日: 2001/07/01
• JAN: 9784591067758

商品レビュー

2024/05/20

双子のクマがいろいろな形を描いてお絵かき。
丸や三角や四角が何になるのか、組み合わせると何になるのか。
‘カタチ’に触れる絵本としても、お絵かきの導入としてもオススメ。

【ママ評価】★★★★★
シリーズで共通して、よく考えて作られていると感じる。
まずテーマを子どもの遊びと絡めて描いているところが良い。
今回は「かたち」がテーマで、子どもの遊びである「お絵かき」をしながら色々な形が登場する。
そしてその流れも自然。
最初はお絵かきをしている描写があるけど、徐々に想像上の世界へ入っていき、お絵かきをしている描写はなくなる。
子どもが遊びに熱中して、遊びの世界が広がっていく感じが自然に描かれている。
最後に遊びの世界から現実に戻ってくるのもお決まりの流れ。
大きなストーリーはないけれど、絵本を通して話が進んでいって、最後はオチのようにまとめられているのも秀逸。
シリーズの絵本を全て読んだ訳ではないけど、おとうさんやおかあさんによって上手に遊びから現実に戻ってきて、温かい家族の空気の中で絵本が終わるのも安心感があって素敵。
この絵本シリーズ、本当に素晴らしいと思う。
こちらの『このかたちなあに』は文がなんだか『ぐりとぐら』みたいだった。
あと、途中でお絵かきではなく工作の飛行機が出てきたのが個人的には微妙だった。
絵が描かれてある紙の上を飛ぶという設定だから、絵ではなく工作にしたのはわかるけど、シンプルにお絵かきだけで良かったのでは。
設定に忠実というか真面目というか、辻褄が合うようにしたいのが強く伝わってくる。
最初に大きな紙を広げてお絵かきをはじめるという説明的なページもあるくらいだし。
作者の性格が垣間見える。

【息子評価】★★★★
アンパンマンが大好きな息子。
最初の出てきたオレンジ色の丸は絶対にアンパンマンを描いていると言って引かない。
読む度に「あんぱんまんをかいているんじゃない？」と強めに言ってくる。
形の絵本は他にも読んだことがあるけど、毎回形をイマイチ理解していない気がする。
ハートや星はわかっているけれど、三角や四角はわかっていないような。
こちらの絵本は形の組み合わせが出てくるけれど、息子にはちょっとレベルが高いみたいだった。
そういうパズルや積み木で遊んでいないからかな。
長く読んで楽しめると思えば良いけど。
クレヨンでのお絵かきはやったことがあるけれど、こちらの絵本の‘お絵かき’には全然反応せず。
経験があるからといって何でもかんでも反応する訳ではないか。
最後まで何かしらアレコレ言いながら楽しそうに聞いていたので良しとする。
2歳7ヶ月

2023/01/27

2y10m

我が子が四角と三角を逆に覚えてしまっているのが気になり、借りてみた本。
丸と三角と四角でいろいろな絵が描けるのが子ども的にも楽しいみたい。
何度も読みながら、これは？これは？と聞くのだが、毎回三角を四角と言う。歌などはすぐに覚えるのに、なかなか治らなくて困った…。

2023/01/17

最近お絵かきが好きだからか、この絵本も好きでした。大きな紙を買ってもらい、一生懸命に街の絵を描いていました。