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僕が妻を殴るなんて DV加害者が語る
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青木書店/ |
発売年月日 | 2001/06/28 |
JAN | 9784250201202 |
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僕が妻を殴るなんて
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4人の妻に対するDV加害者へのインタビュー集。DV被害者の経験を書いた著書『殴る夫 逃げられない妻』(青木書店、1997年)を書いた後、被害者だけではなく加害者の実態を知った方が被害を最小限に止めたり未然に防いだりできるのではないか、という発想から本書は生まれたとのことだが(25...
4人の妻に対するDV加害者へのインタビュー集。DV被害者の経験を書いた著書『殴る夫 逃げられない妻』(青木書店、1997年)を書いた後、被害者だけではなく加害者の実態を知った方が被害を最小限に止めたり未然に防いだりできるのではないか、という発想から本書は生まれたとのことだが(25-26頁)、DV加害者としてインタビューに応じる人を探すのに苦労したらしい。少し前に仲良くなった韓国人男性と日韓関係の話をした時に、「(日本人が)加害者の立場から考えるということは結構きついと思う」と話してくれたのを思い出したが(もちろん、だからと言って日本の植民地帝国主義支配が肯定されるというわけではなく、一般論としての物事への向き合い方の問題である)、DVに関しても、明らかにDVをしていても、加害者としての自覚を持っている人がそもそも少ないという事情があるとのこと(32-33頁)。 “ 四半世紀にわたる活動を続け、二〇〇〇(平成一二)年五月に東京で開催された「全国女性シェルターネット2000年東京フォーラム」で基調講演をしたペンシルベニア州反ドメスティック・バイオレンス連合理事長などを務めるマーサ・フライデーさんによると、被害者の妻は夫の暴力をやめさせたいという気持ちと、夫が犯罪者として刑務所に行ったり、公衆の面前で辱めを受けたりしてほしくないという気持ちの間で揺れている。そして、男性は法律によって加害者とされても、その一〇%は依然として罪の意識をもたず、善悪の判断がつかない。犯罪性を認めて自分の言動を省みるのは二〇%にとどまるという。残りの七〇%は、その間にあって、右往左往しながらDVをくり返すおそれがある。変化が期待できるのは、失うものが大きく、それを恐れる人だ。(←207頁208頁→) ペンシルベニアは一九七六(昭和五一)年、アメリカで最初に被害者のための保護命令を法制化し、州と民間の協力を組織化してDV防止に取り組んでいる州だ。 こういった現状から、アメリカでは、刑法による逮捕や再教育だけではDVの防止は十分でないと、近年は、女性の健康に深刻な影響を及ぼす公衆衛生上の問題であるとする認識が広まっている。”(本書207-208頁より引用) これは少し古いアメリカ合衆国のデータだけれども、おそらく大勢は今も変わらないだろう。刑法によってDVの加害者と認定されても、自らの加害性を認めるのは20%に過ぎない。本書でインタビューに答えている人々の在り方を見ても、失礼ながら精神的に弱いのだという印象を受けた。本書では男性がDV加害に至る背景に家父長制や男らしさの論理を挙げている(175-181頁)。私も正しいと思うが、一点挙げられていない点として、自らが持っている力を統制するための試練を受けていないということもあるのではないかと感じた。つまり、昔の武士や世界各国の戦士階級は自らが階級特権として持っていた「暴力を行使する権利」を武士道その他の階級道徳で幼いうちに叩き込み、その道徳観に相応しくない暴力をふるった場合、切腹その他の方法で責任を取らねばならなかったが、男性に必要なのはそもそも男性が暴力的な性であることを自覚した上で、その暴力を統制し、日常生活では行使しないための心構えなのではないか。もちろん、今更「武士道といふは死ぬことと見つけたり」の『葉隠』は不適当だろうけれども、あからさまに暴力的に振舞っておきながら、「相手が俺を怒らせたから悪いんだ」というような居直りと責任転嫁を続けるような人間は実際に存在するので、どんな人間にも暴力性は存在し、それを統制してこそ大人なんだという視点からの人間教育の必要性が提起されるべきだと私は思うのである。
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加害者側が自覚してない人が多いため、4人ほどしかインタビューできてないのが惜しい。 これ殺人くらいまでいかないと水面下の加害者に対面しようがないところが怖いですね。
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良く聞くようになったこの「DV」と云う単語を本棚に見つけ、図書館で借りました。 加害者側の主張も一応あるんだ・・・と、変に関心してしまった。(褒めてません) でも、暴力はいけません。
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