源氏物語 眠らない姫たち 教科書には書けなかった“千年前の愛と性"

由良弥生(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房/
• 発売年月日: 2000/05/20
• JAN: 9784837918271

商品レビュー

2014/01/26

　源氏物語。これほどの作品でありながら読んだことがない(爆)。

　もしかしたら、高校の古典の授業で、少し読んだか。記憶が定かではない。

　とはいえ、いきなり原典にあたる勇気もないので、まずはちょー現代的な軽めの作品（？）で挑戦。

　なにしろ1000年も前の作品なので、男女の心模様も今とは相当違っていたはず。
　例えば、P.239「作法では、三日間は欠かさず女のもとに通い、床をともにする。そして、一番鶏が鳴いたあと、空が明け染める頃に帰るのがならわしだった。」と、こんな調子である。

　そこで筆者が、登場人物の心情に今風の解釈をつけて、書き改めたのがこの作品である。

　そのおかげで、物の怪の類の話は出てくるものの、とても読みやすい作品に仕上がっている。これを読んで、源氏物語を読んだことになるかはともかく、純粋に、楽しめればよろしい。

　少し意外だったのは紫の上。源氏とはもう少し歳の差があるように思っていたが、出会いが紫の上10才、源氏18才ということで、それほどでもないか。

　さて、これを機会に、もう少し源氏物語の世界を探検してみたいと思いつつ。

2011/07/08

7/7源氏物語っていったら、大和和紀なんだなぁ。
7/8読了。六条の御息処のところで、先日行った野々宮が出てきた！斎宮が行くところなんだね。