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一銭五厘たちの横丁 岩波現代文庫 社会12
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一銭五厘たちの横丁 岩波現代文庫 社会12

児玉隆也(著者), 桑原甲子雄

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一銭五厘たちの横丁 岩波現代文庫 社会12

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2000/04/14
JAN 9784006030124

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一銭五厘たちの横丁

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商品レビュー

4.3

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2026/02/22

戦時中に一銭五厘の葉書で召集され出征していった、父親、兄弟に充てた家族写真、その九十九葉に写された氏名不詳の家族を尋ね歩く模様と、探し充てた家族の所感や戦中戦後をどのように過ごしたかを綴ったルポルタージュ本。取材時期は1973年秋から74年秋にかけて。 ルポルタージュ本だから当...

戦時中に一銭五厘の葉書で召集され出征していった、父親、兄弟に充てた家族写真、その九十九葉に写された氏名不詳の家族を尋ね歩く模様と、探し充てた家族の所感や戦中戦後をどのように過ごしたかを綴ったルポルタージュ本。取材時期は1973年秋から74年秋にかけて。 ルポルタージュ本だから当然だが、1975年の本でありながら、殊更に「反戦」だの「平和」だのが語られていないのが印象的。 男手が出征した後の留守家族がどのような気持ちで過ごしたか、また、戦時中の東京市(当時)の一般市民生活も肌感覚で想像させられる一冊であった。 終わり頃に載せられた、戦時中の下谷神社の文書は不必要だったと思う。

Posted by ブクログ

2025/07/14

すごかったーーーー! 新聞の日々の言葉コラムで本書を知る。 ちょうど復刻版が出たばかりのようだが、図書館にあった岩波版のを借りた。 出征した人に向けて、その留守家族たちの写真を送るようなイベントがあったのですね。 その父や夫や兄や息子を手放して戦地へ行かせた人たちの思い、その後の...

すごかったーーーー! 新聞の日々の言葉コラムで本書を知る。 ちょうど復刻版が出たばかりのようだが、図書館にあった岩波版のを借りた。 出征した人に向けて、その留守家族たちの写真を送るようなイベントがあったのですね。 その父や夫や兄や息子を手放して戦地へ行かせた人たちの思い、その後の苦労、戦地での苦労はもちろんだけど、こういうのを書き残した大切さを思う。 この取材時点ですでに戦後三十年が過ぎ、街に住むひとも、街の様子もずいぶん変わって、写真の人たちを探し歩くもなかなか全てはわからない。 写真のなかにあった、確かにあったその人たちにも、名前も人生もあった、ここに描かれた詳細がわかった人たちと同じだけの時間があったはず。 写真の持つ力、言葉の持つ力、時間の重みに圧倒された。 消えていく市井の一場面に、小唄のような、薄ぼんやりした人生の儚さ、暗さを感じつつ。 同時に戦中戦後を貧困のなかドッコイ生きる人たちのたくましさと近所の絆のなかに、在りし日の社会のあたたかさを感じました。 戦争に巻き込まれ、敗戦したこと。 社会にいる全てのひとに、その共通した痛みがある。 戦後80年のいま、当たりまえのことにハッとさせられた。 この本にあえて良かった。 また今後も傍において、少しずつ読んで、ここに気持ちを持っていく時間をずっと大事にしたいと思った。 私の中では、戦争ものとしての「虜人日記」、東京ルポルタージュとしての「ずばり東京」、の2冊に並ぶ本となりました。

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2022/11/04

 「一銭五厘」とは太平洋戦争当時のハガキ料金のこと。転じて召集令状(いわゆる赤紙)のことを指している。実際には。召集令状は郵便ではなく、役場の兵事係が直接手渡していた。  東京大空襲で焼け残った質屋の蔵から99枚の写真のネガが見つかった。太平洋戦争中、出征軍人に銃後を守る家族の...

 「一銭五厘」とは太平洋戦争当時のハガキ料金のこと。転じて召集令状(いわゆる赤紙)のことを指している。実際には。召集令状は郵便ではなく、役場の兵事係が直接手渡していた。  東京大空襲で焼け残った質屋の蔵から99枚の写真のネガが見つかった。太平洋戦争中、出征軍人に銃後を守る家族の写真を送るという撮影会が在郷軍人会によって開催された。昭和18年の東京の下町(いまの台東区あたり)で、兵士へ送るために桑原甲子雄さんが撮った家族の写真がそれである。写っている家族は当然ながら、年配の人(兵士の親)、女子供(同妻、兄弟姉妹、子)がほとんどである。  昭和48年からルポライターの児玉隆也さんは、ネガから新たにプリントした写真を手に写っている人たちの消息を訪ね歩く。不明の写真も多いのだが、訪ね当てた人たちからは、当時の様子やその後の人生の歩みを聞いている。  本が出版された昭和50年からは、既に半世紀近くも経とうとしている。昭和20年から昭和48年までよりも、昭和48年から現在までの歳月のほうが長くなっているのだ。いわば昔の人が語る昔話を聞いているような感覚に陥る。ここで語られている当時の人々の言葉は、現代とはいささか異なった精神性や思考のものとの印象を受ける。  笑いあり涙ありのエピソードや、戦死した方、復員した方の話もある中で、戦中だけでなく戦前、前後も生活が大変だったという話も多い。 「一銭五厘たち」と称される「天皇から一番遠くに住んだ人々」の暮らしぶりが描かれており、戦争で犠牲になるのは、一般庶民だということがよくわかる。このような写真は二度と存在してほしくない。  作者の死後(38歳没)に、第23回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。

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