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奴の小万と呼ばれた女
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2000/04/14 |
JAN | 9784062100137 |
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奴の小万と呼ばれた女
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前読んだ「辰巳屋疑獄」は奉公人丁稚から見た大坂の豪商のお家騒動、この作品は大坂の屈指の豪商木津屋の娘お雪こと小万が、世間に抗して侠気を貫く女侠客の生涯を描いた時代小説。豪商の娘として生まれながら、家のために婿を迎え子孫を残すことに反感を覚え、ひ弱な兄五兵衛、祖母のお万の目を掠め手代の喜助を脅し「柔取り」に同道させたことから、老師範に気に入られ、柔の稽古相手に逃げ回る奥女中・腰元の代わりに、水仕奉仕の女衆二人を身代わりにし稽古に励み、型破りの生き方・侠客に進む発端となる。大阪の地名が懐かしい。 古書を読み進める形をとりながら、後に歌舞伎にも「奴の小万」と、登場する痛快な女侠客の実像が生き生きと描かれ面白く読めた。
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おもしろかった。 雪さんのエネルギー半端ない。 が、好きになった男をことごとく不幸にしている気が・・・・・。 腰元の亀と岩がナイスキャラ。 雪は豪快な姐さん気質っぽいようで、ただのわがまま娘とも。 でも、「ねばならない」「あるべき」という世間という 実体のない、けれど確実にあるも...
おもしろかった。 雪さんのエネルギー半端ない。 が、好きになった男をことごとく不幸にしている気が・・・・・。 腰元の亀と岩がナイスキャラ。 雪は豪快な姐さん気質っぽいようで、ただのわがまま娘とも。 でも、「ねばならない」「あるべき」という世間という 実体のない、けれど確実にあるものに、唯々諾々と従うのでなく、 自らの気持ちにまっすぐに生きようとする姿は潔いとゆーか、 憧れを抱かずにはいられないなにかがある。 にしても導入部分の古本屋は結局なんだったのか? どーも店主は雪さんっぽいようにもみえるけど、 なぜそれを「わたし」に渡したか? そのへんの理由がどうもうやむやな気が・・・・。 現代部分とのつながりが消化不良。
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