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新・梅干と日本刀 江戸・東京編(江戸・東京編) 強靱で、しなやかな日本文化のルーツ ノン・ブック

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社/ |
発売年月日 | 2000/04/01 |
JAN | 9784396104115 |


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新・梅干と日本刀 江戸・東京編(江戸・東京編)
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ベネディクトの菊と刀が頭をよぎるタイトル。著者に言わせると日本文化は湿気とカビの文化となるようだ。カビの生える最適温は20〜35℃、湿度70%となり、この条件は日本の風土そのものとなる。そのため、日本の生活史はカビと戦い、カビを利用することによって続けられてきた。それが食品では納...
ベネディクトの菊と刀が頭をよぎるタイトル。著者に言わせると日本文化は湿気とカビの文化となるようだ。カビの生える最適温は20〜35℃、湿度70%となり、この条件は日本の風土そのものとなる。そのため、日本の生活史はカビと戦い、カビを利用することによって続けられてきた。それが食品では納豆や梅干し、醤油、日本酒、味噌や麹菌など随所に見られる。それらの酵素は日本人の健康維持にとても重要な役割を担っている。また、カビからの防護のために生まれたのが、通気性を基本とする和服。平織り繊維は直接裁断しかできないから、どんな体型の人にも合うようにできているため、形見となる。それらが保温性を重視する、綾織り繊維が基本の洋服との違いだという。そのほか、器物には漆などを塗ったりしてカビを防いだのである。漆喰や、障子などもそう。 そのような昔の人の知恵を西洋では公式化し、方程式化して抽出し、科学と呼ぶ。日本人はこれを科学と言葉で現さず、知恵の集積として持ち続け生活を営んできた。だから、決して科学的発想が遅れているわけではないという。また、西洋の科学は自然を征服するという発想から生まれたが、湿気以外にも日本人の知恵は京都の三十三間堂や鎌倉、和賀江の防波堤、かつて存在した、津波の力を和らげるための人工池などなど、自然に抵抗しないで順応、共生することが日本的科学となる。 なんでもかんでも西洋ではなく、それぞれの条件に合うものを取り入れるべきで、身の回りをもう一度見直す必要があるだろう。明治23年の東京の洪水は大氾濫を引き起こしたが、もし、溜池を埋めてなければ堀川の水位調節ができたというが、直近に迫る地震、津波の対策はどうなんだろうか。明治維新当時、なんでも西洋!西洋!日本の民度はだめ!の極端な様子も記してくれているが、現在のグローバル!グローバル!も100年後には同じように記録として残るのだろうか。けれども、ある種の極端な政策のおかげで成熟したのは事実である。では、次は?100年前と同じでよいのか?日本の、日本人の強み、弱みを冷静に見る価値はあるだろう。
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