1,800円以上の注文で送料無料

英雄(下) ダニーロフ&カウリーシリーズ 新潮文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

英雄(下) ダニーロフ&カウリーシリーズ 新潮文庫

ブライアン・フリーマントル(著者), 松本剛史(訳者)

追加する に追加する

英雄(下) ダニーロフ&カウリーシリーズ 新潮文庫

定価 ¥733

110 定価より623円(84%)おトク

獲得ポイント1P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

10/10(木)~10/15(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2001/01/01
JAN 9784102165386

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

10/10(木)~10/15(火)

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(上巻の感想からの続き) 色々思うところは他にもある。 例えば上巻のラストでダニーロフがロシア高官の歴々の面前で上司を伴いながら公然と批判するところ。批判だけでなく、証拠無しで本部長罷免の要請をするのだ。 ここを読んでたら映画『ア・フュー・グッド・メン』を思い出した。畳み掛ける挑発で証拠無しで自供を勝ち取るあの緊迫感。こういう手法もロシアならではなのか。 あとやはりダニーロフの私生活について、特に愛人と妻との間で揺れる感情の機微について感銘を受けた。 歳を取るにつれ、肉体を求める事が無くなり、じわじわと蝕まれるように愛情が損なわれ、破綻していく二人の関係。一方で魅力を増す友人の妻。どきりとするところがあり、思わず我が身を振り返る。 幸いな事に自分には浮気や不倫などという事には縁がないが、ふとした時に過ぎるセックスレスの心情などは胸が痛くなる思いがした。 そして意図せず自らが行った親切に無邪気に喜ぶ妻を見た時に訪れる憐憫の情。これは解るなぁ。 私自身、大学当時、毛嫌いしていた親父がTVのつまらないギャグで大笑いしているのを見て、「こんなことぐらいしか楽しい事がないのか」と感じたあの感覚。忘れていたあの時のことをふと思い出してしまった。 しかし、全体的に冗漫だと感じた。特にマフィアと繋がっているダニーロフの悪友コソフや上巻で道化師役を割り当てられるメトキンの二人の狂言回しが長すぎる。これもダニーロフの人物像を深めるためのエピソードなのだろうが、なかなか核心に行かず、焦れた。 こういう冗漫さを感じるところが傑作と佳作の壁なのだろう。面白いがその面白さが突き抜けなかったなあ。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品