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「向田邦子ワールド」の進化 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎 小学館文庫
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「向田邦子ワールド」の進化 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎 小学館文庫

小林竜雄(著者)

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「向田邦子ワールド」の進化 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎 小学館文庫

定価 ¥701

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/
発売年月日 2000/08/01
JAN 9784094046014

「向田邦子ワールド」の進化

¥550

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2022/06/16

脚本家「小林竜雄」が「向田邦子」の奇跡を辿った作品『向田邦子ワールドの進化 ― 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎』を読みました。 「向田邦子」関連作品は、1年半前に読んだ『せい子・宙太郎』以来ですね。 -----story------------- 直木賞...

脚本家「小林竜雄」が「向田邦子」の奇跡を辿った作品『向田邦子ワールドの進化 ― 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎』を読みました。 「向田邦子」関連作品は、1年半前に読んだ『せい子・宙太郎』以来ですね。 -----story------------- 直木賞作家「向田邦子」が急逝してから20年の歳月が流れた。 短編小説の名手として知られる「向田」は、脚本家としてもテレビドラマの傑作を多数書いている。 あの『寺内貫太郎一家』や『阿修羅のごとく』『あ・うん』は、今なお色あせることなく多くの人々の記憶に残っている。 生前、ラジオやテレビの脚本を3800本以上書いたといわれる彼女の作品を丹念に調べ、その軌跡をたどりながらドラマと小説の謎に迫った。 登場人物の織りなす人間模様、起用された俳優の演じた人物像、どれもが人生の細かい襞を感じさせる珠玉の作品群。 作品に秘められた「向田」ワールドの謎を、同じ脚本家の目から鋭く解き明かす。 ----------------------- 「向田邦子」の作品(ドラマ、小説)を紹介しながら、作品に懸ける彼女の思いを解き明かそうとした作品で、以下の12章構成となっています。  ■第1章 なぜ、“父”は森繁久弥なのか ― 『重役読本』『だいこんの花』  ■第2章 なぜ、寺内貫太郎は怒るのか? ― 『寺内貫太郎一家』  ■第3章 なぜ、青年は「他人の家族」が好きなのか? ― 『冬の運動会』『カンガルーの反乱』  ■第4章 なぜ、後妻は先妻に勝てないのか? ― 『せい子宙太郎』『家族熱』  ■第5章 なぜ、女は“阿修羅”になるのか? ― 『阿修羅のごとく』  ■第6章 なぜ、男は男をかばうのか? ― 『蛇蠍のごとく』  ■第7章 なぜ、父は“弱い父”になったのか? ― 『家族サーカス』『源氏物語』  ■第8章 なぜ、妹は姉を、弟は兄を憎むのか? ― 『幸福』  ■第9章 なぜ、“父”は愛を告白しないのか? ― 『あ・うん』  ■第10章 なぜ、若妻は自慰をするのか? ― 『隣りの女』  ■第11章 なぜ、人には“思い出”が必要なのか? ― 『思い出トランプ』『男どき女どき』  ■第12章 なぜ、長女は“家長”となったのか? ― 『胡桃の部屋』『春が来た』 小説やエッセイはほとんど読んでいるし、ドラマの台本をもとにしたノベライズ作品も読んでいますが、実際の映像作品はほとんど観てないので、解説してあることの半分くらいは消化不良な感じがしましたね。 この内容、是非、NHKあたりでドキュメンタリー作品として映像化して、当時の映像と一緒に観れるようにして欲しいものです。 映像作品は、大半が想像するしかない状況でしたが、、、 「向田」作品の奥の深さや、男女の機微を巧く表現していることについて、改めて感じることのできる一冊でした。 久しぶりに「向田」作品を読みたくなりましたね。

Posted by ブクログ

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