謎とき古代日本列島

関裕二(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 2000/10/25
• JAN: 9784062103787

商品レビュー

2013/10/20

縄文人が弥生人に征服されて時代が切り替わったんじゃなくて、縄文文化が弥生人を受け入れて、新たな文化が生まれたのが弥生時代の始まり…？！

何でも受け入れて、元祖よりいい物作っちゃう日本人って、昔から変わってないな！
なんで日本に最終的に色んなところからヒトが集まったかというと、極寒ロシアや戦乱の激しい歴史を持つ中国大陸や朝鮮半島にとって、倭の国は東の果ての希望の地だったからなんだって。

中学校の社会では10ページ未満で終わっちゃいそうな、縄文〜聖徳太子が生まれる前くらいまでを、東北から九州まで、それぞれの地域から考察していく本。読んでると眠くなって大変だったけど、何とか読み終えた！

遠賀川って縄文土器がかなり発掘されたらしい。宗像は海の神様。
大化の改新、実は民衆にあまり受けがよくなかったらしい。
出雲大社と天皇の関係(結局よくわからんかった)。
天女ってなんか素敵。
邪馬台国九州説、近畿説。
魏志倭人伝が偉すぎる。
藤原不比等の日本書紀が怪しい。

やっぱ学問ってロマンだな。