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人喰い鬼のお愉しみ 白水Uブックス136海外小説の誘惑
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人喰い鬼のお愉しみ 白水Uブックス136海外小説の誘惑

ダニエル・ペナック(著者), 中条省平(訳者)

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人喰い鬼のお愉しみ 白水Uブックス136海外小説の誘惑

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 2000/08/10
JAN 9784560071366

人喰い鬼のお愉しみ

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2019/02/25

これはジャンルとしてはコミックミステリ?ユーモアミステリ?になるのかな。 デパートで苦情処理係、『いけにえの山羊』として働く主人公マロセーヌの周囲でおこる連続爆破事件。 犯人として疑われるマロセーヌが頑張ったりする話だけど、マロセーヌ自身に探偵的才能はおそらくほぼないので周りの...

これはジャンルとしてはコミックミステリ?ユーモアミステリ?になるのかな。 デパートで苦情処理係、『いけにえの山羊』として働く主人公マロセーヌの周囲でおこる連続爆破事件。 犯人として疑われるマロセーヌが頑張ったりする話だけど、マロセーヌ自身に探偵的才能はおそらくほぼないので周りの人々の協力によって少しずつ前に進む感じだった。 なのでミステリを期待して読むと少し肩透かしかもしれない。 本書のいいところは、登場人物がみんな個性的で語り口がおもしろいというところにあると思う。 ただ、序盤はその語り口とフランス特有のネタみたいなところに馴染めなかったりよくわからなかったり、話の展開としてもマロセーヌの職場や家族の紹介が多かったためあまり楽しめなかった。 中盤以降慣れてきて事件も進んでくると面白くなり、終盤は一気に読めた。

Posted by ブクログ

2014/03/09

パリの百貨店に勤務するマロセーヌ。お客様のクレームを一手に引き受けるカリスマ苦情処理係といえば聞こえはいいが、真実は客の面前で上司から罵倒され、理不尽な処分を言い渡されることで同情を引き、寄せられたクレームをうやむやにするための「身代わりのヤギ」。そんな彼の目前で繰り返されるナゾ...

パリの百貨店に勤務するマロセーヌ。お客様のクレームを一手に引き受けるカリスマ苦情処理係といえば聞こえはいいが、真実は客の面前で上司から罵倒され、理不尽な処分を言い渡されることで同情を引き、寄せられたクレームをうやむやにするための「身代わりのヤギ」。そんな彼の目前で繰り返されるナゾの爆破事件。突然周囲から疑惑の目で見られるマロセーヌ。マロセーヌ危機一髪!はたして彼のヘンテコな友人や家族たちはマロセーヌの疑惑を晴らすことはできるのか…… というのが、この本のストーリー。もともと作者のペナックは児童文学の世界で人気の作家とのことで、この作品にもどこか童話のような残酷さやドタバタ騒ぎがあり、いわゆるミステリとは一線を画す。そば屋のエビ天よろしく、フランス文学臭たっぷりのレトリックが衣のごとくたっぷりまぶされふくれあがっているので読み進むにはかなり難儀した。そういうのが苦手じゃないというひとなら、ゲップの心配なくきっと楽しく読めるはず。

Posted by ブクログ

2010/09/19

パリのデパートに勤めるマロセーヌの仕事は苦情処理係。客の前で上司に叱られ派手に泣いてみせるという毎日だ。ところがそのデパートで謎の連続爆破事件が起こり、彼に疑いの目が向けられる。かくてはならじと捜査に乗り出すのだが。ベストセラーの痛快コミック・ミステリ。

Posted by ブクログ

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