こねこのミトン 講談社の翻訳絵本クラシックセレクション

クレア・ターレー・ニューベリー(著者), 劉優貴子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2000/11/25
• JAN: 9784061892088

商品レビュー

2019/12/02

これもフォローしている方のレビューで知った絵本。

赤と黒のシックな表紙にひとめぼれ。
黒というか、水彩で薄墨色を重ねるようにして描かれている。
なのでちょっと水墨画みたいな子猫。
リアルなのにリアル以上に子猫の愛らしさが生き生きと表現されているような気がする。

作者のクレア・タ－レー・ニューベリーは１９０３年オレゴン州生まれ。２歳で絵を描きはじめ、６歳で画家を志す。
´３１年『サリーとライオン』でデビュー。´３７年に発表された本書が世界的ベストセラーとなり、一躍「ねこの画家」として名声を築いた。

５歳のリチャードは猫が大好き。
ある日のこと。市場に売られていたミトンのような手をした子猫にひとめぼれ。
どうしても欲しくなり、おかあさんをなんとか説得して飼うことを許してもらいます。
その猫は「ミトン」と名付けられました。
ある日エビーおばさんが赤ちゃんのノリーンをつれてきました。
ノリーンはなんとミトンのしっぽをつかんだのです！
ミトンは驚いてノリーンの腕を引っかいてしまいました、、、。
その後、ミトンがいなくなってしまい、、、。

、、、こうやって少年は代替不可能な愛を知るのね～。
なんて思ったラストでした。

2019/11/17

これだけ猫ブームなのに、なぜニューベリーの絵本が復刊されないのか！
それだけ、言いたくてここに載せます。
魅力的な猫の絵本はたくさんあるけど、ニューベリーの猫ほど、本物の猫の魅力に近い猫の絵を、私は知らない。
犬もうさぎも上手かったので、ニューベリーの画力の高さは疑いようもないが、やっぱり、猫。
子猫の柔らかさ、足取りのおぼつかなさ、あくびや寝顔の愛らしさ、白黒で描かれていながら、もう、猫愛で悶え死にそう。
印刷は赤い色が抜けやすく、私の本も白っぽくなってきました。猫好きの人へのプレゼントにも最適のニューベリーの本をどうしても買いたいので、復刊してください。洋書は高いので。
猫好きでニューベリーの猫の絵本を読んだことのないひとは、読まなければいけません。
猫が好きなのに飼えない人はなおさらです。

2018/08/26

こねこのミトンがいなくなった!新聞に広告出し探すが。。。わたしが猫を飼っていた頃を思い出してしまった。いなくなって心が張り裂けそうになったことも。挿絵も可愛らしい絵本。かけがえのない存在のミトンがかえってきてよかった！