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語り:つむぎだす 越境する知2
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京大学出版会/ |
発売年月日 | 2000/08/11 |
JAN | 9784130034029 |
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語り:つむぎだす
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以下引用 歴史とわたしをよりあわせていくちから ショアーで出会うのは、戦争の一場面の詳細でポリフォニックな個人の物語だ。戦争における個人の物語。これは。戦争を体験したことのない人々が、戦争とはどのような体験なのかを実感するおき、おおきな導きの糸、てがかりとなる。 そして、い...
以下引用 歴史とわたしをよりあわせていくちから ショアーで出会うのは、戦争の一場面の詳細でポリフォニックな個人の物語だ。戦争における個人の物語。これは。戦争を体験したことのない人々が、戦争とはどのような体験なのかを実感するおき、おおきな導きの糸、てがかりとなる。 そして、いまの「わたし」が、当時の情緒を思いい越しつつ、その意味を語っていく。この自らにとって切り離し得ない具体的な過去。その限られた過去をわたしがどう生きたのか。わたしが生きて来た意味を捉えなおすことができるのは、まさにいま生きているわたししかいない。 わたしという次元から見れば。戦争は国家を前提とした国家の物語ではない。一人一人のわたしが紡ぎ出す、糸の絡み合い 国家が語っているものではない。明らかに個人の感慨であり、個人の思いだ。 東京裁判で展開する物語は、裁判の進行過程によって語られる国家の物語であり、その解釈は、すでにすぐ去った歴史のなかへ収斂されていく。その意味で,観る「わたし」はいわば、過去に起こったできごとの一コマとして、それぞれの事件を安心して、つまり観る側の「いまーここ」が脅かされることなく、観ることができる。 東京裁判は現代史の側面を、再構成した優れた作品である。しかし圧倒的な<国家>の語りがほとんどすべてのシーンを占め、映像にあらわれた「歴史」の具体的な一コマと、わたしをよりあわせていこうとする語りが、決定的に欠落している。そのため、わたしは、過去の史実として東京裁判を安心して理解できる立場におかれ、映画がわたしと距離のなかで、わたしは映画全体にただよう戦争への一般的な批判的態度を確認して、終わる 歴史とわたしをよりあわせてようとする語り。それはいわば、人を常に不安にし、ゆるがせ、「わたし」の日常とできごとと連続した語り
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