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私の二都物語 東京・パリ 中公文庫
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私の二都物語 東京・パリ 中公文庫

辻邦生(著者), 小瀧達郎

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私の二都物語 東京・パリ 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2000/06/25
JAN 9784122036697

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商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2013/07/13

(「MARC」データベースより) すべてが明確で実際的な都市・パリと、ごまかしと曖昧さに満ちた都市・東京。東京に生まれ、パリに恋し、双方に家を持ちつづける著者が、それぞれの都市での経験と美しい写真の数々でおくる、新しい二都物語。

Posted by ブクログ

2010/07/17

戦前の東京に生まれ,戦後フランスへ留学してパリで暮らした辻邦生さんによる二都を巡る思索集。この本が書かれた1993年当時,辻さんはパリ第十大学で「日本文化序説」を教えるため,東京-パリに同時的に住んでいた。 本書は,前半が東京,後半がパリと二分されており,雑文のような形式ではな...

戦前の東京に生まれ,戦後フランスへ留学してパリで暮らした辻邦生さんによる二都を巡る思索集。この本が書かれた1993年当時,辻さんはパリ第十大学で「日本文化序説」を教えるため,東京-パリに同時的に住んでいた。 本書は,前半が東京,後半がパリと二分されており,雑文のような形式ではなく,両者とも100ページにわたる長めの文章で構成されている。文章の途中には美しい写真が挿入されており,当時の東京を撮った写真からは,バブル景気の名残が伝わってくる。 東京を巡る文章,とくに「東京に詩を感じるとき」の章は,途中からものすごく興奮しながら読んだ。著者は,仕事や生活に追われ,どうしても無関心になってしまいがちな東京に〈詩的喜び〉を感じるための方法を提案している。 ――日常生活に追われていて,休みなど取れない時でも,意識のチャンネルを切り換えて自分を日常生活のリズムの外に出してみること。こうやってみると,案外,新鮮な感覚で物が見えてくることがある(p46)―― チャンネルを切り換える方法として,著者は ①東京を季節・天候・時刻の情感と一つに織り込んだカーペットとして見る ②広重の絵の様式美をヒントにして「好きなもの」の星座を作る ③藤原定家の〈美の喚起法〉を応用し,好きな絵や甘美に酔わせる音楽を思い描く,ことを提案している。 しかし最も確実な方法として ⑤自分にぴったりしたいい詩を読むこと,を挙げている。著者は,たとえば森鴎外の「扣鈕(ぼたん)」を読んで「ベルリンの壁崩壊の激動を超えて,あの都会が,懐かしいガス灯に照らされた馬車の行き交う光景とだぶって浮かび上がる」といい,尾崎喜八の「東京の秋」を読んで「爽やかな秋の風を感じて」詩の世界にテイク・オフし,石川啄木の歌を「意識のチャンネルを最も的確に切り換えてくれる転轍機(ポイント)」と語る。 パリを巡る文章では,19世紀から現代にかけてのパリの変貌が主題として描かれているのだけれど,パリに行った事がなく,風景を想像できないぼくにとってはよく分からないことが多かった。でも,19世紀のオスマン男爵によるパリ大改造計画やパリ万博に伴う建築ブーム,そして80年代のミッテランのパリ改造は,考えるにはとてもおもしろそうなテーマだと思う。 次は『江戸切絵図貼交屏風』を読もうかな。

Posted by ブクログ

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