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オシャレな舌 スーパーシェフ三国清三の軌跡
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オシャレな舌 スーパーシェフ三国清三の軌跡

松木直也(著者)

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オシャレな舌 スーパーシェフ三国清三の軌跡

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 風塵社/
発売年月日 2000/05/29
JAN 9784938733834

オシャレな舌

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2012/08/21

毀誉褒貶激しい有名フレンチシェフの自伝的軌跡。 単純にライターの書き方が非常に巧い。 名だたる三つ星レストランを経て、新たな三つ星レストラン「ロアジス」に挑戦してやるというギラギラした若かりし頃のシェフというシーンから始まり、一気に引き込まれ、一段落つけたところで幼少からなぞっ...

毀誉褒貶激しい有名フレンチシェフの自伝的軌跡。 単純にライターの書き方が非常に巧い。 名だたる三つ星レストランを経て、新たな三つ星レストラン「ロアジス」に挑戦してやるというギラギラした若かりし頃のシェフというシーンから始まり、一気に引き込まれ、一段落つけたところで幼少からなぞっていく王道パターン。 功成り名遂げたシェフの修業時代の話はどの人でも非常におもしろい。どうあがいても埋められない苦しみや悩みにのたうち回り、本場の人間を黙らせる腕もあるが、宿がなく1ヵ月野宿で過ごし、それでもフランス料理をやるんだという執着なくしては一流にはなれないのだろう。 鬼籍に入られている日本洋食界の大物がでてくるとおもえば、のちに三つ星を獲得するシェフ達の若かりし姿もあり、料理マニアにはいちいちニヤリとする名前ばかり。それだけに周辺の人物が一流ばかりなことに感心をする。 個人的に良かったシーンをいくつか。 三つ星レストランの血筋で修業仲間の某フランス人の仕事のスマートさにどうやってもああなれないと悔しくなる。しかし、この悔しさをバネに仕事をさらに励むのが良い。 18才帝国ホテルに皿洗いで入ったが中々正社員にしてもらえず、2年を過ごす。くじけそうになるところを松下幸之助(パナソニック創業者)の本を読んでなんとか踏みとどまる。異分野でもあっても先達のケースモデルは今まさにがんばっている人の心の支えだ。経営者のみならず、働く男たちが名言とか成功者の自伝が好きなのはそういうこと。 働く場所が変わるごとに思うんだけど、もう「常識的な人」からみたら全部むちゃくちゃなんだよねwww 最初のホテルも専門学校で見学にいった中で一人はぐれて扉の裏に隠れて、頃合いを見て偉そうな人捕まえて「やとってください」と直談判とか、帝国ホテルで鍋洗いしかしたことないのにスイス駐在大使館料理長になったりwww とにかく、放り込まれた状況下で与えられた条件の中で、死にものぐるいで泥臭く必死に圧倒的な量をやったから認められていく。しかも自分の事だけでなく、常に上司や周辺もよく観察しており、全体で足りない場所があればさっと入ってサポートして行く身の処し方が良く分かっている。そして、サポートや真似だけでなく、ある時からオリジナルを身につけようともがいた。 これは「仕事下手」な人が多くなっている今、一番参考になる働き方なんじゃないかと思った。 200Pちょいですが、読みやすい構成と文体で1時間弱で読了。 終盤はもう他店舗展開に入って行くので全然おもしろくないw よってマイナス1星で3星。

Posted by ブクログ

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