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ぼくは静かに揺れ動く Book plus
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アーティストハウス/角川書店 |
| 発売年月日 | 2000/07/17 |
| JAN | 9784048973038 |

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ぼくは静かに揺れ動く
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
家族との別れを決意した男性の心の葛藤を描いた物語は、深い哲学的問いかけに満ちています。主人公は、妻と子どもを残して家を出るという選択をし、その一日を通じて自らの内面を見つめ直します。彼の心の揺れ動きは、リアルで生々しく、夫婦関係や愛人との関係がもたらす影響が巧みに描写されています。特に、彼が抱える「逃げ」の発想や、妻の現実的な姿が対照的に表現され、読者に深い共感を呼び起こします。物語は緊張感を持ちながら進行し、主人公が本当に新しい人生を掴むことができるのか、問いかけるような余韻を残します。冒頭の印象的な一文が、読者を引き込む要素となっており、作品全体の魅力を高めています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
◼️ハニフ・クレイシ「ぼくは静かに揺れ動く」 映画「ロンドン・キルズ・ミー」の監督の作品。夫婦と人生を、リアルに考える物語。 最近、1990年代に映画好きの間で話題になったハル・ハートリー監督の久々の新作と過去作特集を観た。その直後に同時期の作品関連の本が図書館で目に入るのも...
◼️ハニフ・クレイシ「ぼくは静かに揺れ動く」 映画「ロンドン・キルズ・ミー」の監督の作品。夫婦と人生を、リアルに考える物語。 最近、1990年代に映画好きの間で話題になったハル・ハートリー監督の久々の新作と過去作特集を観た。その直後に同時期の作品関連の本が図書館で目に入るのも何かの縁かなと思ってしまう。ハニフ・クレイシはテレビ映画用に脚本を書いた「マイ・ビューティフル・ランドレット」が劇場公開されて数々の賞を取り、自ら監督した「ロンドン・キルズ・ミー」も評価された。2本とも観た。「ランドレット」は集会ルームのようなところで、パイプ椅子に座って。人の動かし方とカメラワークが巧みな作品だったとよく覚えている。さて、小説は? 主人公の男は、永遠に戻らないつもりで、家を出て行こうとしている。2人の小さな男の子、そして妻のスーザンを置いて。端的な理由は、妻との生活が嫌になったからだ。行く先は自分と似通った境遇ですでに独りで暮らしている男の棲み家と決めている。生活と、過去と、友人たちとのつながり、別れる理由をひもといていくー。 冒頭に、出て行って永遠に戻らない、なんてシチュエーションがあるとモーム「月と六ペンス」のストリックランドを思い出す。ストリックランドは画家になる決意から、ある日突然、地位も家族も捨て去り、自宅を出て戻らない。 ストリックランドはいっそ潔いくらい過去を顧みず、手を差し伸べた者を利用する。それに比してハニフ・クレイシの描く40代の男がだらだらと述べる(という印象を与えるよう考えたのだろう)スーザンとのすれ違い、夫婦関係、そして乱れた愛人関係ほかもろもろは、リアルである意味生々しく、これが主題、というのがよく分かる。 果たしていつ出ていくのか?家族のリアクションは?という緊張感もはらみつつ進行するストーリー。愛人が心理的にどう影響しているか、その存在感も不協和音のように響いてくる。 性器やセックスに関して直接的な描写がある。それだけで生々しいと言うよりは、結婚のきっかけや、男の「逃げ」の発想、弱さ、多くの夫がへこんでいるだろう妻の態度などが、現実を反映しているように感じる。まあ、にしては、へえ、というところもあるのだが。 うーん煮え切らない、という小説なのかなと。
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生活を共にしてきたパートナー、子どもを残し、家を出ることを心に決めた男性がその家で過ごす最後の一日の話。 やけに哲学的だな、と思って読んでると、やはり作者はロンドン大学で哲学を学んでいたらしい。 なぜ家を出ようとしたのか、本当に自分はこの暮らしを捨ててこれからどのような人生を生...
生活を共にしてきたパートナー、子どもを残し、家を出ることを心に決めた男性がその家で過ごす最後の一日の話。 やけに哲学的だな、と思って読んでると、やはり作者はロンドン大学で哲学を学んでいたらしい。 なぜ家を出ようとしたのか、本当に自分はこの暮らしを捨ててこれからどのような人生を生きようというのか? …と、自分に対する問いかけが満載だ。 その中で揺れ動く彼の心が克明に描かれる。 自身を深く見つめる彼とは対照的に彼女は、とても現実に生きてる女性だ。 彼にはそれが息苦しくて仕方ないのかもしれないが。 家を出ていくことで、果たして本当に彼は新しい人生を掴めたのだろうか。
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「生まれてからいちばん悲しい夜だ。というのもぼくは家を出て、もう二度と帰ってこないからだ。」 出だしのたった二行で読者を引き込む書き出しが秀逸。 原題の“Intimacy"を『ぼくは静かに揺れ動く』と訳したのも上手いなぁと思った。
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