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ジパング伝説 コロンブスを誘った黄金の島 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2000/10/25 |
JAN | 9784121015587 |
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ジパング伝説
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ジパング伝説
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バトゥの軍がポーランド・ドイツ軍を壊滅させた(ワールシュタットの戦い)後、モンゴル軍を恐れたローマ教皇は修道士を派遣してモンゴルの情報を探らせた。62歳のイタリアの修道士プラノ・カルピニはロバに乗りリヨンの町を出発。ポーランドを通り、キエフに到着。キエフはモンゴル軍に破壊されてい...
バトゥの軍がポーランド・ドイツ軍を壊滅させた(ワールシュタットの戦い)後、モンゴル軍を恐れたローマ教皇は修道士を派遣してモンゴルの情報を探らせた。62歳のイタリアの修道士プラノ・カルピニはロバに乗りリヨンの町を出発。ポーランドを通り、キエフに到着。キエフはモンゴル軍に破壊されていた。キプチャク=ハン国でバトゥに謁見し、長旅の末、モンゴルの都カラコルムに到着。グユク・ハンからローマ教皇への手紙を受け取る。そこにはこう書かれていた。教皇が大ハーンに従わない場合は、教皇は敵として滅ぼされる。神の子・世界の王である大ハーンを崇める者は救われ、背く者は滅ぼされる。p.10 ジェノヴァ人の船乗りコロンブスは、フィレンツェの天文学者トスカネリから「地球は球体をしている」という説を聞き、西に航海すれば、ムスリム勢力と争わずにジパングに到達できると考えた。地球は陸地が大きく海が小さいため、大西洋を渡るのは簡単だろうと考えていた。p.25 コロンブスの船の乗組員は円盤状に果てしなく広がる大洋の彼方に地獄に流れ落ちる大滝が現れると信じていた。p.38 膨大な黄金があるジパング伝説。フビライの側近だったムスリム商人たちが、ジパングの黄金を手に入れようとフビライにジパング侵攻を勧めたのかもしれない。p.63 フビライから日本国王への国書。私が皇帝になってから、高麗(朝鮮)がモンゴルに降伏し、家来となった。一方、日本は一通の手紙も私によこさず、国交を持とうとしない。日本はいまだに私たちモンゴルの強さを知らないのであろうから、使いを派遣しし、国交を結ぶことを要求する。もし応じない場合は武力によって服属を強いることになる。私の要求をのむか、武力による屈服か、どちらかを選ぶように。p.64 フビライはアジア各地に遠征軍を送った。ムスリム商人・中国商人たちはモンゴルの軍事力を利用して、膨大な富の略奪・商業上の拠点の確保・商圏の拡大を目指した。p.101 塩の密売で金儲けしていた黄巣だったが、唐が密売の摘発を強化。怒った黄巣は農民を率いて反乱を起こした(875)。黄巣の軍は貿易が盛んな広州に侵入し、ムスリム商人やユダヤ商人など12万人を殺害し、富を略奪した。p.141 大宰府の外国使節を接待する施設(鴻臚館)の跡からは、イスラム陶器・ガラス瓶・ガラス杯の破片が出土している。p.175 南チロルはヨーロッパの産銀の大部分を占めた。p.194
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ダメだ。コロンブスの1491と一緒で途中で断念。とてつもない睡魔に襲われ全く頭に入らない。もっと勉強してからリベンジ致します。
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『とかく人間は、未知の領域に夢を繋ぎたがるものなのである。』 かつて「黄金島」とまで謳われ、数百年に渡り生き続けたはた迷惑なジパング伝説と、それに動かされて大航海時代を築き上げた哀れな人々の変遷を描く。単に、事実を淡々と並べているわけでなく、人々がどういった過程を経て馬鹿げた噂...
『とかく人間は、未知の領域に夢を繋ぎたがるものなのである。』 かつて「黄金島」とまで謳われ、数百年に渡り生き続けたはた迷惑なジパング伝説と、それに動かされて大航海時代を築き上げた哀れな人々の変遷を描く。単に、事実を淡々と並べているわけでなく、人々がどういった過程を経て馬鹿げた噂を信じるに至り、噂が如何にして伝説となったのかを、精神論的な観点からも解説している。若干、色眼鏡的な要素も垣間見られるような気はするが、それが却って面白かったりする。 古き良き時代の偉大な発見であっても、その礎となっているのは、常に人間の衰えることのない欲望であり、どんな賢人の偉業であっても、そのインセンティブは己の私利私欲である。かの有名なコロンブスとて例外ではない。諸行無常の世の中にあって、理由・動機とは、如何に無意味な概念であろうか。
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