- 中古
- 書籍
- 書籍
エリス島物語 移民たちの彷徨と希望
定価 ¥2,640
2,255円 定価より385円(14%)おトク
獲得ポイント20P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青土社/ |
発売年月日 | 2000/11/10 |
JAN | 9784791758531 |
- 書籍
- 書籍
エリス島物語
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
エリス島物語
¥2,255
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
1892年-1924年に西側諸国からアメリカ入国をする際に、入国管理を行なった舞台「エリス島」と、イタリア人・ユダヤ人の入国体験を綴った一冊。 わずか30年ほどで1600万人が踏んだその島の思い出をまとめており、個別詳細な記述が勉強になった。 多少インタビューの偏りはあるのかも...
1892年-1924年に西側諸国からアメリカ入国をする際に、入国管理を行なった舞台「エリス島」と、イタリア人・ユダヤ人の入国体験を綴った一冊。 わずか30年ほどで1600万人が踏んだその島の思い出をまとめており、個別詳細な記述が勉強になった。 多少インタビューの偏りはあるのかもしれないが、当時の西側諸国からの移民がアメリカの自由さに希望を持つ背景は祖国の政治状況の悪化が大きなプッシュ要因となっていたこと、兵役拒否を理由に渡米する人が一定するいたということ。 そしてこれだけ大量の人を選別し審査するために非常に機械的・非人道的な手法が採られていた。 一方で一度入国をすれば現地人コミュニティの協力がありなんとか食いつなぐことができたが、次には過酷な労働環境という試練があり、皆ストライキなどの労働闘争を行うことで結果としてアメリカ社会を発展させていったのだと(行間から)思われる。 入国管理においては現在アメリカだけでなく中東・アフリカの窓口になっているヨーロッパ、そして日本も大量移民の時代を迎えつつある中、どのような入国管理を行なっているのか、そしてそれが一個人に何をもたらすのか、について考えさせられる1冊だった。
Posted by
エリス島は、マンハッタンの沖合にある、貧しい移民用のイミグレーションが置かれていた「涙の島」。また、G・ペレックは実験文学集団OULIPOの中核メンバー。ここでは映画監督のR・ポールとともに、エリス島を回顧するドキュメンタリー映画を製作。その書籍版が本書。「今、何故エリス島か?」...
エリス島は、マンハッタンの沖合にある、貧しい移民用のイミグレーションが置かれていた「涙の島」。また、G・ペレックは実験文学集団OULIPOの中核メンバー。ここでは映画監督のR・ポールとともに、エリス島を回顧するドキュメンタリー映画を製作。その書籍版が本書。「今、何故エリス島か?」の問いには、やはり彼らの共通する出自―すなわちユダヤ人であることが深く関わるだろう。ヨーロッパのいずれの地にいても、ドイツ人でもなく、ポーランド人でもなかった彼らユダヤ人にとって合州国は、新天地だったのかを深層から問うのである。
Posted by