弁護士だからできること 事件は人の欲から起きる

万年浩雄(著者)

• 販売会社／発売会社: リヨン社/二見書房
• 発売年月日: 2000/03/30
• JAN: 9784576005423

商品レビュー

2010/08/16

仕事の役に立つかな、と思って読んでみました。
本を読んで、弁護士さんのしている仕事のイメージが、だいぶ具体的になったように思います。

2008/04/10

弁護士のロールモデルシリーズ第3弾。何故か母がメールで「読め」と薦めてきた一冊（爆）一言で言ってアツいです。これぞザ・弁護士って感じ。あるときは，被告人の境遇に涙し，またあるときはヤクザと真っ向から渡り合い，そしてまたあるときは管財人として辣腕を振るう。こんな弁護士像はこれからも生き続けるのだろうかとは思うが，とても魅力的なロールモデル。そのまま取り入れるのは難しいかもしれないが，顧問先や依頼者に振り回されず「筋を通す」という姿勢は是非学びたい。法律家はまさに「筋を通す」ためにいるのだから。"client interest first"がプロフェッショナルの掟とはいえ，その利益は違法不当なものであってはならない。ときには自分の依頼者を叱り付け，妥当な解決に向けて説得することもまた，弁護士の役目なのだ。無論，お金を貰う相手を怒鳴りつけることは簡単ではない。それが受けいれられるだけの人間的な度量と信頼関係が不可欠だ。おそらく，弁護士の仕事を人間くさいものにしている要因のひとつがこの微妙な立ち位置なのだろう。どんな業務を扱うにせよ弁護士である以上，このポジションを堅持しなければならないと思う。しかし，こうして考えてみればおかしな職業だよね。