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天皇と古代国家 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2000/02/10 |
JAN | 9784061594180 |
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天皇と古代国家
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皇室典範の改正が問題…
皇室典範の改正が問題になっている。 我が国の天皇の伝統を知るための本
文庫OFF
著者の古代史研究にかんする論文六編を収録しています。 「天皇と太政官の権能」と題された短い論文は、関晃の「畿内政権説」を著者自身がどのように継承したのかということが、学説史のかたちで整理して語られており、著者自身の古代史研究の視角を知ることのできる内容になっています。 そうし...
著者の古代史研究にかんする論文六編を収録しています。 「天皇と太政官の権能」と題された短い論文は、関晃の「畿内政権説」を著者自身がどのように継承したのかということが、学説史のかたちで整理して語られており、著者自身の古代史研究の視角を知ることのできる内容になっています。 そうした著者の考えかたが詳細に語られているのが、冒頭に置かれた「古代天皇制と太政官政治」という論文です。著者は、律令制の制定によって天皇を中心とする国家制度がただちに確立されたという見かたをしりぞけ、畿内の豪族たちの連合政権によって推戴された大王という、いわば氏族制的な天皇のありかたが、律令制のなかにも継承されていたことを指摘するとともに、天皇を中心とする中央集権的な国家体制がどのようにして整備されていったのかということを、歴史的な変遷過程をたどることによって明らかにしています。とりわけ、藤原仲麻呂による至微中台の制度を通しての権力の掌握が、逆説的にも律令国家の政治的首長として天皇を位置づけることに寄与することになったという指摘は、おもしろく読みました。 「律令国家・王朝国家における天皇」という論文では、桓武以前の即位宣命についての考察を通して、古代の天皇のありかたについての著者自身の考えが提示されています。著者は、皇孫思想と天命思想という、一見したところたがいに矛盾する考えが含まれている宣命詔を読み解いています。またこの論文でも、畿内政権の政治的首長としての王権と、律令国家の政治的首長としての王権という、上述の二つの天皇の性格がどのような関係にあったのかということが論じられています。
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早川庄八氏の論文集からもれた著作から古代の天皇のあり方と政治史的な叙述を中心に集められたもの。 第1章 律令制揺籃期の天皇と律令法の関係を考察。その過程で畿内の範囲を検討 第2章天智から天武持統朝の官制の推移を通し律令制度の確立過程を考察 第3章天皇と太政官の機能を考察。天皇親政...
早川庄八氏の論文集からもれた著作から古代の天皇のあり方と政治史的な叙述を中心に集められたもの。 第1章 律令制揺籃期の天皇と律令法の関係を考察。その過程で畿内の範囲を検討 第2章天智から天武持統朝の官制の推移を通し律令制度の確立過程を考察 第3章天皇と太政官の機能を考察。天皇親政といわれた天武朝であっても天皇が絶対権力を持っているわけでは無く、やはり畿内氏族代表のバランスの上に載った政治が行われていた 第4章東アジアの中での日本の外交姿勢を考察。中国に朝貢しつつも周辺諸国には小中華の姿勢で接していた 第5章、第6章 宣命を通して8世紀の天皇の立ち位置を考察。また天智天皇の始め定めた法とは何であったかを解析 学術文庫だけ合って文庫分に似つかわしくない(^^ゞ堅い本である。
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