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迷路 ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2000/02/15 |
JAN | 9784150016876 |
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迷路
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商品レビュー
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珍しいスタイルの謎解き本である。 資産家が屋敷で殺害され、邸内にいた10人が被疑者になるが、検視法廷で詳述される、それぞれの証言により犯人が判明できるという。タイトルの'迷路'は、被疑者多数の状況で、犯人が特定できない比喩として使われている。殺害があったフロア...
珍しいスタイルの謎解き本である。 資産家が屋敷で殺害され、邸内にいた10人が被疑者になるが、検視法廷で詳述される、それぞれの証言により犯人が判明できるという。タイトルの'迷路'は、被疑者多数の状況で、犯人が特定できない比喩として使われている。殺害があったフロアや犯行現場の見取り図が犯人に繋がる情報として開示されている。被疑者の証言から犯人を特定することにお手上げになってる中で、現場にいないゲスリン大佐(名探偵の触れ込み)は、送られてきた法廷記録だけで真相に到達する。読者はゲスリン大佐と同じ条件のもと、すべての情報が公平に提供されていて、犯人がわかる挑戦になっている。ゲスリン大佐が、犯人を名指しするプロセスには軽さを感じるが、この事件の後、関係者のその後の様子が綴られている構成は、事件の余韻を静かに閉じさせていく趣きが感じられる。
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アンソウー・ゲスリン・シリーズ 殺害されたマックスウェル・ブラントンの裁判記録。 ブラントンの浮気癖。愛人たちの証言。事件当夜のそれぞれの動きに対する証言。被害者の動き。 ルーカスからゲスリンへの捜査依頼。 2010年10月14日読了
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警官と探偵役の書簡、および裁判の傍聴記録のみで構成されており、作者が非常に「フェアプイ」に拘った事が感じ取れる。推理の着眼点やその過程も地に足のついた実に堅実なものになっているが、反面いささか「地味」でもあり、その点では評価が分かれるかもしれないと感じた。 僕自身は評価したい...
警官と探偵役の書簡、および裁判の傍聴記録のみで構成されており、作者が非常に「フェアプイ」に拘った事が感じ取れる。推理の着眼点やその過程も地に足のついた実に堅実なものになっているが、反面いささか「地味」でもあり、その点では評価が分かれるかもしれないと感じた。 僕自身は評価したいと思うが、いわゆる「新本格」を通り過ぎた世代としては全体的に若干、手垢がついてるような感じがするのは否めない。 もちろん、書かれた当時としてはそんなことはなかったのだろうけど。 が、その一方でこの動機は逆に目新しいのではないかと思う。森博嗣的な「動機が必要ですか?」というある意味スマートな姿勢を吹っ飛ばすだけの強烈な印象がそこにはあった。 探偵役のあまりにあんまりな言い方にちょっと度肝を抜かれたというのもあるけれど……。 派手さはないが端正なパズラーで、かつ紙数もそう多くないのでこれからの季節、小旅行の合間合間にメモを片手に読まれるとよいのではないかと思う。
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