図説 伊能忠敬の地図をよむ ふくろうの本

渡辺一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2000/02/21
• JAN: 9784309726243

商品レビュー

2011/02/11

伊能忠敬とはリタイア後の人生で全国(海岸沿い）を歩いて測量し、日本地図を作った人。
そんな測量の旅の道のりの記録や、途中のエピソードなどをいろいろな資料から解説している。
また、その地図がその後の日本にとってどのような価値があったのだとか、幕末の話なんかも。

2007/04/08

地図は好きなので、伊能地図にも興味がありましたので、楽しく読めました。
読んでみたら驚く事が色々ありました。
まず、地図が正確でしかも美しく描かれている事です。
二つめは、江戸時代に作られたこの地図は明治時代は勿論、一部は昭和４年まで使われていた事です。
三つめは、測量を徹底的に行い、妥協される事なく作られていて、伊能忠敬が作りたかった地図は正確さを極めた物だったと言うことと、それが実現していたので、１００年以上も実用に耐えれたと言う事です。

本書は写真が多く地図の美しさが理解できましたが、写真が小さいのが残念でした。
また地図以外の資料写真も沢山あって見ごたえ結構ありました。

地図のコピーが何気に欲しくなってしまいました。