池田大作全集(103) 天文学と仏教の対話-対談 「宇宙」と「人間」のロマンを語る

池田大作(著者), チャンドラウィックラマシンゲ(著者)

• 内容紹介: 内容:「宇宙」と「人間」のロマンを語る
• 販売会社／発売会社: 聖教新聞社/
• 発売年月日: 2000/05/03
• JAN: 9784412010734

商品レビュー

2024/06/01

セイロン出身の、（’９２対談当時）ウェールズ大学応用数学・天文学教授チャンドラ・ウィックラマシンゲとの対談【『宇宙』と『人間』のロマンを語る】’９２〜９３大白蓮華連載
恩師フレッド・ホイル（『絶え間なき創造』＝定常宇宙論者）が序文。
　全集収録にあたって、博士は再度、序文で「キリスト教的世界観」が仮説にすぎないビッグバンであるを通説にしていると批判する。
　池田会長は、法華経など（大乗仏典）から「仏法は、無限の時間・無限の空間／生命は宇宙に偏在すること（無数の仏国土）を想定している」と同調するが、〈永遠の生命〉を主張する立場からは当然の前提ではある。
　博士は「（DNA）生命を構成する元素は星間物質にありふれたもので、最初の生命は宇宙空間で生まれた可能性が高い」とするが、二重螺旋構造の超巨大な分子が吸熱反応で形成されるのは、惑星形成初期の原始海以外ありうるだろうか。たとえば左旋性DNAはありうるのか、問い詰めたいところ。