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大君の通貨 幕末「円ドル」戦争
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/04/20 |
JAN | 9784163191201 |
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大君の通貨
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幕末開国で揺れる幕府政府とイギリス、アメリカなどの外交団たちとの為替レートをめぐるやりとりを描く。この時代はとかく政治が注目されるが、経済に焦点を当てて幕府が瓦解する要因ともなった各国との「通貨戦争」を詳しく解説している。 著者は、もしハリスやオールコックらが幕府の主張に耳を傾け...
幕末開国で揺れる幕府政府とイギリス、アメリカなどの外交団たちとの為替レートをめぐるやりとりを描く。この時代はとかく政治が注目されるが、経済に焦点を当てて幕府が瓦解する要因ともなった各国との「通貨戦争」を詳しく解説している。 著者は、もしハリスやオールコックらが幕府の主張に耳を傾けて正しい形で貿易を始めていたら、幕府の財力が衰えることなく、幕藩体制をもっと盤石なものにしたかもしれない、という。
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幕末の混乱を、通貨問題の切り口から見た本。 弱腰外交による失敗が攘夷に繋がった印象を持っていたが、通貨問題についてはかなりしっかりと主張していた事が書かれている。ただ、政変の時期の混乱で最終的には米英の主張通りになってしまい、それが士族の困窮を招き、その不満が攘夷への大きな要因の...
幕末の混乱を、通貨問題の切り口から見た本。 弱腰外交による失敗が攘夷に繋がった印象を持っていたが、通貨問題についてはかなりしっかりと主張していた事が書かれている。ただ、政変の時期の混乱で最終的には米英の主張通りになってしまい、それが士族の困窮を招き、その不満が攘夷への大きな要因の一つであった事を述べている。 なるほどと思える一方、とても読みにくく、同じ話を延々しているだけの構成で、読むのが結構辛かった。
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開国当初,多量の金が国外に流出したということは知っていましたが,こういうからくりだったとは。 根底にはハリスやオールコックの日本への不信感があり,その背景には,清の状況や,それまで日本の幕閣がその場限りの嘘をついてきたことがあり… 本当は,単純で明快な理屈が理解されず,それが遠因...
開国当初,多量の金が国外に流出したということは知っていましたが,こういうからくりだったとは。 根底にはハリスやオールコックの日本への不信感があり,その背景には,清の状況や,それまで日本の幕閣がその場限りの嘘をついてきたことがあり… 本当は,単純で明快な理屈が理解されず,それが遠因となって,幕府の衰退と明治維新を引き起こしたとすると… 歴史って面白いですね。
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