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ものがたりの余白 エンデが最後に話したこと
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ものがたりの余白 エンデが最後に話したこと

ミヒャエル・エンデ(著者), 田村都志夫(訳者)

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ものがたりの余白 エンデが最後に話したこと

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2000/02/21
JAN 9784000252881

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商品レビュー

4.4

6件のお客様レビュー

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2013/12/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

創造とはどのようなことか、創造のプロセスはどのようなものか、創造の秘訣などについて、文献から学んでください。特に、物語をつくるときに、先が見えないなかで時間展開を追いながら書いて/描いていくという「つくり方」について意識的に読んでみてください。 ‐‐ 目次 Ⅰ書くということ 言葉、そして名 物語の自律性、そして本という名の冒険 船の難破体験、そしてユーモア 遊びについて 遊び、文学、そしてナチスと神話 神話というもの 自作品について 『ジム・ボタン』と『モモ』のあいだ―「間」の話 『鏡の中の鏡』について トリノの聖骸市 Ⅱ少年時代の思い出 エンデの家系、そして少年時代について 少年時代―馬の話 少年時代―サーカス芸人やピエロのことなど イタリアのこと、そしてパレルモの語り部 Ⅲ思索のとき 素潜りする病室の隣人 シュタイナー人智学の芸術観 漢字、身体、そして消える黒衣 ヨーロッパの物質、アジアの霊性、そして歴史の流れ 言葉と意味 科学、経済、そしてイサクの原理 Ⅳ夢について Ⅴ死について ‐‐

Posted by ブクログ

2013/12/09

この本で初めて、夢のことや道化のこと、詩のこと、演劇のこと、ユーモアとナンセンスの違い、箱庭のこと、西洋的な考え方と東洋的な考え方の違いあるいは通底するもの(曼荼羅とか)…とかそういう色々なことを意識しだした気がする。 はじめて読んだときに付箋貼ったりしているところは、いまでも...

この本で初めて、夢のことや道化のこと、詩のこと、演劇のこと、ユーモアとナンセンスの違い、箱庭のこと、西洋的な考え方と東洋的な考え方の違いあるいは通底するもの(曼荼羅とか)…とかそういう色々なことを意識しだした気がする。 はじめて読んだときに付箋貼ったりしているところは、いまでも、そうだよなあ、と思えるところが多い。 ただ、感覚的に共感している、こういう表現の受け取り方が出来たらいいなあと思っているだけで、分かってなかったかな?と思うところもある。  今も全部は分かっていない。 (初読:2003 春ごろ) ★いまぱらぱらと見返してみて覚えておきたいところ、一部。 ・「『精神は語り、心は泣き、知覚は笑う』 (略) つまり別の言葉でいえば、人間は二重の生物だということです。精神的な生物であり、物理的な生物でもある。そして、身体の知覚が、精神をしばしのあいだ遠ざけえたとき、私たちは笑います。精神が人間の物理的特質を完全に支配しているときには、悲劇が起きる。悲劇があらわれるのは、なんら惜しむべきことでもないし、悲しむべきことでもありません。 (略) それが起きるのは、まさに人間の身体が壊れるとき、つまり現身のかたちが壊れるときです。その中間に心があり、泣いている、とわたしは思っています。」36頁 ・ヤスパースの哲学は挫折の哲学である。 「それは作家にとって一番大事なことだと、わたしはそう思っています。それも、苦い顔をして受け入れるのではなく、明るい顔をして受け入れること、それが芸術家にとって一番大事なことでしょう。なぜなら、芸術とはほとんど挫折だけでできあがっているのですから。」42頁 ・「絵というのは、概念を超えて、そのもの自身の矛盾を含んだ何かを表現する手段です。」71頁 ・「(前略)つまり、ここでもまた、『詩人は、言葉で言えないことを言葉で言う』ということに帰着します。」76頁 ・「わたしの望みは、ものがたりの状況から本を書くことで……、ゆうべ、暖炉の前に座り、みんなは手にワイングラスを持っている。そこで、やおらわたしがものがたりをする。そうなると、これは、よい響きでなくてはだめでしょう。」81頁 ・トリノの聖骸布の話 101頁

Posted by ブクログ

2012/03/24

子供の頃に大好きだったエンデの話。 エンデ作品の翻訳をしてきた田村氏によるインタビューというのも、死を目の前にしたエンデの話というのも興味深い。 もう一度エンデ作品を読んだらきっと以前気付くことがなかった行間に気付くことができるように思える。

Posted by ブクログ

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