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白鯨(上) モービィ・ディック 講談社文芸文庫
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白鯨(上) モービィ・ディック 講談社文芸文庫

ハーマン・メルヴィル(著者), 千石英世(訳者)

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白鯨(上) モービィ・ディック 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2000/05/12
JAN 9784061982116

白鯨(上)

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2010/05/28

かつての航行で白鯨に…

かつての航行で白鯨に片足を奪われたエイハブ船長は、復讐の一念を胸に捕鯨船ピークオッド号を出航させた。新米船員イシュメールの聡明で饒舌な語り口によって、捕鯨に情熱を燃やす人々のこと、そしてなにより鯨のことが、ときに冷静にときに力強く語られる。白鯨とは世界の海を自在に移動する聖なる生...

かつての航行で白鯨に片足を奪われたエイハブ船長は、復讐の一念を胸に捕鯨船ピークオッド号を出航させた。新米船員イシュメールの聡明で饒舌な語り口によって、捕鯨に情熱を燃やす人々のこと、そしてなにより鯨のことが、ときに冷静にときに力強く語られる。白鯨とは世界の海を自在に移動する聖なる生き物か、はたまた深海より来たる悪魔なのか?果たしてエイハブの復讐は遂げられるのか。この上巻600ページも費やしながら、肝心のモビィディックが姿をあらわさない。急いで下巻を読まねば。

文庫OFF

2010/05/28

宿敵の白鯨を捕獲する…

宿敵の白鯨を捕獲するために、船員を集めて船出するエイハブ船長。怪物モービィディックとの戦いを描いた一大叙事詩。突然、詳しすぎるほどの鯨の生態についての記述や、白い色についての哲学的な記述などが飛び出す、自由奔放なメルヴィルの傑作。これぞ小説の中の小説。

文庫OFF

2025/07/19

作者メルヴィルは、実際に捕鯨船の乗組員として生活していたことがある。 この小説の目立った特徴としては、まず脱線が多い。全体の三分の二くらいは脱線なのではないか。鯨に関する知識を詰め込んだ百科全書的な小説である。私は鯨油が鯨の脳から取れることを初めて知った。 聖書的世界観をベースに...

作者メルヴィルは、実際に捕鯨船の乗組員として生活していたことがある。 この小説の目立った特徴としては、まず脱線が多い。全体の三分の二くらいは脱線なのではないか。鯨に関する知識を詰め込んだ百科全書的な小説である。私は鯨油が鯨の脳から取れることを初めて知った。 聖書的世界観をベースにしており、「世界は六千年前に始まった」というような記述もある。これは語り手イシュメールの変わった宗教的な世界観というわけではなく、キリスト教世界に広まっていた当時の謬見だったようだ。ダーウィンの『種の起源』が出版されるのは『白鯨』が出た数年後である。いまから見ればおかしな記述も、当時の読者には違和感なく受け入れられていた可能性もある。しかし同時代の他の小説と比べても、この作品はかなり宗教色が強い。これはもしかしたら、アメリカ的な特色かもしれない。 脱線ばかりで本筋が遅々として進まず、退屈な部分もあったが、捕鯨のシーンはさすがに経験者が書いているだけあって、生き生きとしており、迫力がある。読み始めは違和感があった時代がかった大げさな筆致も、やがて気にならなくなった。 訳者の解説では、白鯨はネイティヴ・アメリカンを象徴しているらしい。ストーリー自体は、「復讐のために狂った船長が白鯨を追う」というシンプルなものだが、その象徴的意味を考えようとすると、難しい。本書の登場人物の一人であるクイークェグに対する語り手イシュメールのリスペクトからもうかがえるように、メルヴィルがネイティヴ・アメリカンに対してリスペクトを抱いていていたということはあり得る(メルヴィルは捕鯨船から脱出して食人種タイピー族と生活したことがある)。白鯨は「強いネイティヴ・アメリカン」、白鯨との戦いは「ネイティヴ・アメリカンとの戦い」のシンボルとして捉えられる。しかし、この小説では白鯨が最終的に勝利する。実際の歴史では、白人入植者(アメリカ)側が勝利する。この小説と現実との違いをどう理解するか。メルヴィルは「敗者の物語」としてこれを書いたのではないか。 狂った船長エイハブは敗北者である。しかしこの小説は彼の側から描かれている(語り手はイシュメールだが、イシュメールは後半はほとんど舞台から消えており、物語を語る視点としてさえ登場しなくなる。実質的な主人公は、白鯨とエイハブだと言っていいだろう)。敗北する側から描かれているという意味で「敗者の物語」(敗者=エイハブ)である。 また一方で、実際の歴史では、白人入植者(アメリカ)側が勝利するわけだから、白鯨にシンボライズされたほうが負けている。捕鯨としてみても、実際にはこんな怪物じみた鯨はおらず、標的とされた鯨は捕らえられていたのではないか。そうすると小説の中では現実と勝敗が逆転しているという意味で、「敗者の物語」(敗者=ネイティヴ・アメリカン)である。 キリスト教的な色合いが濃い作品であり、植民地主義がキリスト教の力を借りていたことを考えると、二面性を持つ作品だと言える。 象徴を考え始めると、歴史上の勝者と敗者のことなど、いろいろなことを考えてしまう。それがこの作品が名作文学と言われるゆえんだろう。 コーヒーチェーン「スターバックス」の名前はこの小説の登場人物スターバックから採られたものらしい。

Posted by ブクログ

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