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マチルダ ボクシング・カンガルーの冒険 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2000/06/16 |
| JAN | 9784488194031 |
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マチルダ
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
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この本の中の一場面で「いやいや……」と思わず苦笑してしまった場面があります。カンガルーのマチルダがショーン・コネリー相手に、キスの雨を浴びせるのです(笑) ちなみにその際ショーン・コネリーは『ラブシーンに関するかぎり、マチルダには生まれながらの演技の才があった。危うく溺れかけるところだった』と話したそうです。(P339より引用) 曲芸の出し物としてボクシングをすることで、日銭を稼いでいたマチルダとそのトレーナー。しかし、ひょんなことからその曲芸で世界チャンピオンを倒してしまい、世間は大騒ぎ。 それはマスコミやマフィアまで巻き込む、大騒動となります。その騒動の顛末を描く小説です。 裏表紙の内容紹介を読んだ限りでは、設定倒れになるのでは、なんて不安もゼロではなかったのですが、 マチルダのエージェントを務めることになる野心家のビミーや、マチルダの飼い主兼トレーナーで、マチルダ第一のビリー・ベイカーなど、個性豊かなキャラクターたちのやりとりが、しっかりと描かれていて面白い。 物語も単にマチルダの活躍を描くだけでなく、次々と仕掛けられるマフィアからの妨害工作、一方でマチルダの騒動を、マフィアの壊滅に利用しようとする記者のバークハーストの存在、 そして上記したように、ショーン・コネリーを引っ張り出すなど、奇想天外な展開をテンポ良く用意し、読ませる側を飽きさせません。 そして、クライマックスの読み応え抜群の試合シーンから、明らかになるあまりにも意外な真実。 奇想天外な展開が続く物語のため、当たり前のことに思い至らず完全に騙されてしまいました……。それだけ、ボクシング・カンガルー”マチルダ”という物語にワクワクしていたのだろなあ。 なのでこの結末に対して自分は、いいものを見させてもらった、と妙にさっぱりとした気持ちで、受け入れることができた記憶があります。 ビリー・ベイカーが語る最後のマチルダの姿も印象的。散々読んでいる自分を引っ張り回したのに、最後はそうなのか、と。 でも、これこそが本来のマチルダの姿だったんだろうな。ある意味マチルダだけが、この本の中で、損得なんて考えず行動していたのかもしれません。 この本と出会ったのは、野外で行われていた古本市でした。上記したように、設定倒れの可能性も考えはしたのですが、外れなら外れでネタになるか、と思い購入しました(それに100円だったし) 結果としては、普段読まないような展開の連続で、大当たりでした。おそらくもう在庫はないと思うので、そこが残念ではありますが。 次回の東京創元社の復刊フェアで、アンケートが取られれば、リクエストしようと思いつつ、果たしてそこまで記憶が持つか、心配でもあります(苦笑)
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