商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
「未来は予言できない。したがって企業がひとつのプランに従った行動をすることは危険である」との冒頭の言葉は心に響いた。「なぜ、我々はひとつの未来のみを計画するのか。複数個の想定される未来に対した計画を持たなければならないのではないか。」と一瞬思ったが、「未来は予測できないがゆえに、...
「未来は予言できない。したがって企業がひとつのプランに従った行動をすることは危険である」との冒頭の言葉は心に響いた。「なぜ、我々はひとつの未来のみを計画するのか。複数個の想定される未来に対した計画を持たなければならないのではないか。」と一瞬思ったが、「未来は予測できないがゆえに、計画を立てない」という今までの生き方の方が、よっぽど効率的だと思い直した。つまらない。
Posted by 
1982-1986年に、シェルでシナリオ・プランニングの担当をしていたピーター・シュワルツによるシナリオ・プランニングに関する本。 シナリオ・プランニングとは、「未来は不確実で分からない」としたうえで、現状の延長ではない未来像を複数考えることによって、今の意思決定につなげてい...
1982-1986年に、シェルでシナリオ・プランニングの担当をしていたピーター・シュワルツによるシナリオ・プランニングに関する本。 シナリオ・プランニングとは、「未来は不確実で分からない」としたうえで、現状の延長ではない未来像を複数考えることによって、今の意思決定につなげていこうという考え。ビジネスでは、シェルが有名で、70年代の中東資源ナショナリズムの高まりによるオイルショック、80年代の省エネ進展に伴う石油価格の低下やソ連崩壊にともなうロシアの石油・ガス資源のヨーロッパへの供給開始などが起きる可能性を予めありうべきシナリオとして社内議論をしていたことから、他社に先駆けて変化への対応に成功した、と言われる。 個人的には、「不確実性のなかでの意思決定」は、ずっと関心をもってきたテーマであるが、「こうしたらいい」という処方箋としてはかなり説得力をもつアプローチだと思う。 シナリオプランニングの本は日本でも数冊でているのだが、この本の魅力は、哲学的というか、人生への態度といったところと、シナリオ・プランニングが結びついているところだ。第1章は、いきなり「これは自由についての本である」から始まるのだ!とても経営書とは思えない書き出しで、しびれる。あと、発想を柔軟にするために、マイナー雑誌とか変ったCDとか聴く事によって、主流派が理解しない、理解しようともしてない、世界の変化を感覚的にとらえることが必要である、といったことも書いている。「そうか、これって私のことじゃないか。結構、自分は正しいことやってきたんだー」と変な自信を与えてくれる本であった。 ただし、この本は、入門書とは言いがたい内容で、これを最初に読むのはお勧めしない。これは、他の入門書を読むか、一度実際にシナリオ・プランニングやってみた人のための考えるヒント集みたいな感じかな。まずは、 キース ヴァン・デル・ハイデンの「シナリオ・プランニング『戦略的思考と意思決定』」あたりからスタートすることをお勧めする。 ちなみに、この本は現在品切れ中みたいですね。(やっぱり、この本、一般的なビジネス書としては、ちょっと難しいんでしょうねー。)
Posted by 
未来を正確に予測することは不可能だから、起こりうるシナリオを複数用意しておいて柔軟に対処しましょうということ
Posted by 