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海を流れる河 石原吉郎評論集
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海を流れる河 石原吉郎評論集

石原吉郎(著者)

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海を流れる河 石原吉郎評論集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 同時代社/
発売年月日 2000/07/07
JAN 9784886834300

海を流れる河

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2023/10/12

同時代社  石原吉郎 「 海を流れる河 」 不条理なシベリア抑留体験により深められた思索の数々を展開したエッセイ。「断念」や「日常」は 通常の用法と異なり、生きる苦悩を感じさせる シベリア体験の告発の放棄や被害者意識の放棄を「断念」という言葉で表現している。告発により拡散し...

同時代社  石原吉郎 「 海を流れる河 」 不条理なシベリア抑留体験により深められた思索の数々を展開したエッセイ。「断念」や「日常」は 通常の用法と異なり、生きる苦悩を感じさせる シベリア体験の告発の放棄や被害者意識の放棄を「断念」という言葉で表現している。告発により拡散し 収拾つかなくなることを避け、告発しないことにより 存在自体が告発となることを伝え、悲惨な体験を明晰に語ることを目的としているらしい 「断念」については 多く語られているが、わかりやすいのは 下記の二文 「断念とは、ある局面へ追いつめられた時に、人が強いられる決断というよりは、人間が生きていくうえでの基本的姿勢」 「生きるということは、断念と同義であり、断念の深さは生きる深さである」 名言 「人間は情報によって告発すべきではない。その現場に、はだしで立った者にしか告発は許されない」 「希望を捨てるという希望が、まだ残っている」 悲惨な経験を物語っている言葉 「シベリアの頃の旧知と会うとき、タブーとなっている話題をはっきりと自覚したうえで、互いに目をそむけながら〜語りあう苦痛は、経験した者にしかわからないだろうと思う」

Posted by ブクログ

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